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連れ子のある女性との結婚の覚悟は

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平成17年 9月10日(土):初稿
○私は、離婚事件で前夫から養育料を受け取る立場になった女性には、原則として再婚した場合は、別れた前夫から養育費は貰えなくなりますよと説明しています。
勿論、再婚した相手が稼ぎが無くて子供の養育費も出せないような男の場合は別ですがとも付け加えますが、常識的には、わざわざそんな稼ぎのない男を再婚相手に選ぶことは先ずありません。

○そのように説明するのは、連れ子のある女性が結婚する場合、相手方が結婚する妻の連れ子の面倒もしっかり見ると覚悟してくれる相手でないとうまく行くわけが無いと思うからです。再婚した後も前夫から養育料を受け取り続けるようでは、新しい家庭の行く末も不安に感じます。

○男としては、連れ子のある女性と結婚する場合、これから自分が一緒に生活する子供の養育料を別れた前夫から受け取り続けることは気分が悪いと感じ、むしろ、自分の本当の子供と思って面倒を見るのだから、前夫からの養育料は受け取らないで欲しいと言うくらいの気概を持って貰いたいと思っておりました。

○しかし、最近はこのような考え方は古いのかなと疑問に思うこともあります。

○離婚が当たり前のアメリカでは、離婚後母親に引き取られ父親と別れた子供が、週末父親の家に泊まりに行き、再婚した母親が新しい夫と2人だけの週末を楽しむなんてことが、当然の如く行われており、おそらく母親が再婚しても、父親は養育料を送り続けるものと思われ、離婚後も別れた親子の絆を強く保っているようです。昔、スコットランドの弁護士と仲良くなりましたが、彼の話ではイギリスでも同様とのことでした。

○これに対し日本では、一旦別れたら別れた親との再会は、過去を引きずるので避けた方がよいとの考え方が根強く、まして再婚した場合は、再婚した家庭を大事にするべきで、別れた前父との再会などしない方が良いとの考えも強く、再婚した後は、前夫からの養育料は辞退すべきとの私の感覚もそこからきているようです。

○夫婦は別れても、親子の縁は一生切れません。子としてみれば夫婦破綻と言う親の都合で、片方の親との絆を切られるのは不本意と思われます。しかし、別れた後に、子供との面会をめぐっても争いが起こることが多い日本の夫婦の現状を見ると、別れた後も親子の絆を強くすることが果たして良いのか悪いのか迷うところです。(この話題後日に続けます。)

以上:964文字

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