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難聴分類と赤外線補聴システム

平成19年10月22日(月):初稿
○「難聴のレベル、障害克服方法等」で、「聴力損失程度30dbまでが正常で、30~50dbが軽度難聴、50~70dbが中度難聴、70~90が高度難聴、90~100db以上が社会的ろう、100db以上が全ろうと分類されます。」と記載しました。「きこえとことばの発達情報室の■難聴の程度の分類について」に詳しく解説されていますが、難聴はひじょうに個人差が大きく、「きこえ」の度合い・種類等々その人によってさまざまな症状があります。そのため難聴の分類には確定したものがなく、さまざまな研究者や機関がそれぞれの観点から難聴の程度の分類をしています。

○次の通り難聴分類の幾つかを紹介します。
ISO(Internal Organization for Standardigation)国際標準化機構(R389-1970)を基準にした分類
●全聾  音を増幅しても利用できない
●最重度聴力障害 91デシベル以上
●重度聴力障害  71~90デシベル
●準重度聴力障害  56~70デシベル
●中等度難聴  41~55デシベル
●軽度聴力障害  26~40デシベル

WHO」の難聴分類
●Mild  26~40dB(軽度)
●Moderate  41~55dB
●Moderately Severe  56~70dB(以上 中等度)
●Severe  71~90dB(高度)
●Profound  91dB以上(高度に含む)

「日常生活上での難聴の程度分類」
●軽度難聴
30~40dB 普通の会話には不自由しない、ささやき声や小さな話声が聞き取りにくい。
40~50dB 会議の場ではききとりが少し困難となる、一対一の会話には不自由しない、聞き違えが多くなる。
●中等度難聴
50~70dB 会議の場での聞き取りが困難になる。1mくらい離れた大きな声はわかる。
●高度難聴
70~80dB 40cm以上離れると会話語がわからない。
80~90dB 耳介に接しなければ会話語が理解できない。
●ろう  社会的ろう
90~100dB 耳介に接しなければ大きな声を理解し得ない。
●全ろう 100dB まったくわからない


○3,4歳の幼児時代の中耳炎発症と小学校から高校まで中耳炎で耳鼻科通いが年中行事となり、年代と共に徐々に難聴が進行してきた私の経験では、「日常生活上での難聴の程度分類」が一番納得できます。この分類での私自身の難聴進行程度は大雑把ですが、次の通りです。
●軽度難聴30~40dBは、20代まで
40~50dBは、30代半ばまで
●中等度難聴 50~70dBは、40代後半まで
●高度難聴 70~80dBは、40代後半から現在まで

○私は50dBに近づいてきた30代後半から補聴器を常用するようになりましたが、補聴器以上に重宝してきたのが赤外線補聴システムです。これはテレビの音を聞くためイヤホンジャックからの音声を赤外線に変換して飛ばし、これをワイヤレスヘッドホンで受け取るものです。MOVIX仙台にも設置されており、これによって日本映画も字幕無しで補聴器もつけず鑑賞できます。仙台弁護士会館4階大会議室にも設置して貰いました。ところが、MOVIX仙台従業員に聞くとこのシステムが殆ど利用されておらず、また仙台弁護士会館でも利用するのは私だけです。その理由を探っていきたいと考えております。
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