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高血圧の分類と高血圧の怖さ復習

平成23年 8月19日(金):初稿
○久しぶりにメタボの話しです。
現在、悪性高血圧と慢性腎不全を患っていた方が、交通事故で胸部を強打して入院し、最終的には脳出血で死亡された事案を抱えており、この分野の医学文献を集めて勉強中であり、また、私自身、平成19年10月の検診でメタボ症候群を指摘され改善に努めてきた経緯があり、以下、高血圧についての、備忘録です。

○高血圧の定義等の内収縮期血圧と拡張期血圧の違いについてはこのページが以下の通り判りやすく解説しています。
収縮期血圧(最大血圧)
「収縮期」とは、心臓が全身に血液を送り出すため収縮した状態。
心臓が収縮すると、血液が搾(しぼ)り出されるように、大動脈に送りこまれ、大動脈などの太い血管は、弾力性があるため、血液を勢いよく送り出すとともに、拡張して血液をためることができる。
血液が勢いよく送り出されるときは、血圧は高くなり、このときの血圧を「収縮期血圧(最大血圧)」という。

拡張期血圧(最小血圧)
「拡張期」とは、全身から戻った血圧が心臓にたまり、心臓が拡張している状態。
このとき、心臓は血液をおくり出していないが、収縮期のときに拡張していた大動脈などの太い血管が収縮して、たまっていた血液を緩やかに送り出すため、血圧は低くなり、このときの血圧を「拡張期血圧(最小血圧)」という。

○高血圧の診断基準は、日本高血圧学会高血圧治療ガイドラインに分類されたものが、一般に使われています。
成人における血圧値の分類

分類     収縮期血圧    拡張期血圧
至適血圧   < 120   かつ < 80
正常血圧   < 130   かつ < 85
正常高値血圧  130~139 または 85~89
Ⅰ度高血圧    140~159 または 90~99
Ⅱ度高血圧    160~179 または 100~109
Ⅲ度高血圧 ≧180    または ≧ 110
(孤立性)収縮期高血圧
       ≧140    かつ < 90


○私は、平成19年10月の検診で、収縮期血圧150、拡張期血圧85と計測されましたので、この時はⅠ度高血圧でしたが、驚いて毎朝、血圧を測るようになり、朝起きがけの血圧が最大170~190,最小80~90になっており、驚いてネットで高血圧関係情報を集め、気が小さくて心配性の私は、高血圧の中でも一番危ない早朝高血圧ではないかと危惧し、血圧は上がる一方となり、最大200、最小100を超えた時もあり、一時的に早朝時Ⅲ度高血圧まで悪化しました(^^;)。

○しかし、その後、血の滲むような努力で、1年間で体重を10㎏、ウエストを12㎝減少させ、血圧は収縮期110前後、拡張期60前後まで下げて、内科医から処方された血圧降下剤もほぼ9ヶ月の服用で解放されました。体重減少のお陰で頬はこけて、顔がしわっぽくなり、久しぶりに会ったお客様に、「先生、やつれましたね。どこか具合が悪いんじゃないですか。」なんて心配をされる羽目になりました(^^)。

○高血圧だと何が悪いかについては、厚労省のこのページに判りやすく解説されています。読めば読む程高血圧の怖さが良く判ります。

心臓病・脳卒中惹起
・血管を流れる血液の圧力が高くなると、つねに血管に刺激がかかって、動脈(酸素を届ける血管)が傷みやすくなる。
・血液を高い圧力で送り出しているのは心臓だから、心臓が多くのエネルギーを必要とし、疲れやすくなる。
→つまり高血圧は、血管や心臓に障害をもたらす。

心臓への悪影響
・高血圧の状態が続くと、たとえば、心臓は過重労働に対応しようと心筋をふやし、大きくなる(心肥大)。
・血管(主に動脈)は、高い圧に負けまいとして壁を厚くし、高い圧力によって血液の成分が動脈の内壁に入りこんで、それにコレステロールが加わるなどして動脈硬化を起こす。
・心臓の筋肉に酸素と栄養を運ぶ冠動脈(冠状動脈)と呼ばれる血管が硬くなって血液の流れが滞り、そこに血のかたまりができやすくなる。こうして血管が詰まって心筋が血液不足になるのが、虚血性心臓病(狭心症や心筋梗塞)。

血管への悪影響
・脳の動脈が硬くなると、心筋梗塞と同じようなプロセスで脳梗塞が起こる。また、硬くなった細い血管はもろくなり、そこに高い圧力がかかって脳の血管が破れて脳出血する。脳梗塞と脳出血など、脳の血管の障害が原因となって脳が正常に働かなくなる(脳卒中)。

腎臓への悪影響
・血液の中からいらない老廃物や有害なものを濾過してとりだし、それを尿にして体外に出すという働きをする腎臓は、毛細血管のかたまりであり、高血圧による動脈硬化でその働きは大幅低下する。

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