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凄まじい恐怖の体験-その正体は良性発作性頭位めまい症2

平成25年12月20日(金):初稿
○「凄まじい恐怖の体験-その正体は良性発作性頭位めまい症」の続きで、「良性発作性頭位めまい症」備忘録です。
「良性発作性頭位めまい症」と言うキーワードでGoogle検索をかけると約24万件もの関連HPが出て来て、ネット上には、この病気に関する情報が大量に掲載されています。以下、主に「Yahoo!ヘルスケア」での「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」からの備忘録です。

○先ず病状ですが、「回転性のめまい発作が突然やってきます。めまいは夜中にトイレに立った時や明け方ベッドの中で(おそらく寝返りを打った際に)起きることがほとんどです。多くの患者さんが『天井がぐるぐる回ってみえた』と訴えます。1回のめまい発作は頭の動きを止めれば数十秒で治まりますが、少しでも頭の向きが変わるとまた目が回ってしまうので身動きがとれず厄介です。めまいは激しい回転性であることが一般的で、後ろに引っ張られるような縦方向の回転が特徴的ですが、横方向の場合もあります。」と解説されています。私の場合もピッタリで、突然、天井が回り出す恐怖感は、東日本大震災以上でした(^^;)。

○次に原因ですが、「耳石器からはがれた耳石が半規管に入り込んだ浮遊耳石(半規管結石)です。耳石が半規管に入り込み、リンパ液の流れを妨げ乱すことで、めまいの原因になるというものです。」との解説が判りやすく感じました。耳石器、半規管の解剖図を借用します。

耳石器は前庭とも呼ばれ、身体の傾きや直線運動を感じる器官です。耳石器の中には膜があり、その膜の表面には、耳石と呼ばれる微細な炭酸カルシウムの結晶が無数にくっついています。


三半規管は、身体の回転運動を感じる器官です。それぞれが、直角に交わる三つの半円形の管からできていて、「前半規管」「後半規管」「外側規管」と名前が付けられています。前半規管と後半規管は上下の垂直方向の回転運動を感じ、外側半規管は左右の水平方向の回転運動を感じます。



前庭(耳石器)の耳石が剥がれて、三半規管に入り込んで、リンパ液の流れを乱すことで、回転性めまいがおこるようです。


○発作性頭位めまい症には、「良性」と「悪性」・仮性良性」の3種があり、「良性」は内耳、特に前庭に病巣があるケース、「悪性」と「仮性良性」は、小脳やその周辺の脳に病巣が見られるケースで、このうち生命に危険があるものに限って「悪性」と呼ばれるとのことです。私の場合は、「良性」でさほど心配のないものでした。予後については、「『良性』という疾患名のとおり極めて良好です。めまいに関しては、無治療で放置しても数日で自然に治ることもありますが、何週間も症状が続く場合や再発を繰り返すケースもあります。」と解説されています。

○生活上の注意としては、「横になっている時間が長いほど発症から治癒までの期間が延長し、再発の頻度も高くなります。これは内耳の最後部に相当する三半規管が、横になると最下位を占めるため、内リンパ中の耳石のような物質が沈殿しやすく、かつ排泄(はいせつ)されにくくなるためと考えられます。したがって本症では安静をとることはむしろ逆効果であり、たとえめまいがしても理学療法など積極的な頭位変換運動を行うべきです。」、予防ととしては「①昼間は横にならないこと(ソファで寝転がってテレビを見たり、仰向けに寝て本を読んだりしない)、②就寝時は積極的に寝返りを打つこと(ベッドの横にテレビがあって、いつもそちら向きで寝ない)の、2点をあげておきます。」と解説されています。
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