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石原医師”老いるほど若く見える健康法”紹介-少食の効用

平成29年 7月 8日(土):初稿
○「石原医師”老いるほど若く見える健康法”紹介-宮沢賢治一日玄米四合食如何」の続きです。
石原医師は「老いるほど若く見える健康法」で、37歳で亡くなった宮沢賢治氏の他に、大食が原因で早死にした有名人例として、33歳で亡くなった正岡子規氏、60歳で亡くなった手塚治虫氏を挙げています。正岡子規氏は給料の半分を食費に使った「食い道楽」、手塚治虫氏は「一日4~5回の食事」が、若死の原因と推測されています。

○そして「少食は老化を遅らせ、寿命を延ばす」との表題から始まり、少食の効用例について様々な研究成果を記述しています。以下、その備忘録です。

・マサチューセッツ工科大学レオナルド・ギャラン教授
人体60兆個の細胞内に存在する”サーチュイン遺伝子”は、飢餓状態になると活性化し、老化を遅らせ、寿命を延ばす働きをする

・イギリス生物学者ハクスリー
ミミズ飼育実験で、1匹だけ隔離して周期的に断食させたら、他のミミズに比べて19世代分も長生きした

・シカゴ大学教授C・M・チャイルド博士
ある種の昆虫では、十分な食事を与えると、3~4週間で生命が終わるが、食物をかなり減らすか断食を強いられた昆虫は、その活動性と若さを少なくとも3年くらい保ち続ける

・カリフォルニア断食病院経営者ハーバート・シェルトン博士
断食すると、皮膚は若々しくなり、色つやが良くなる。この皮膚の若返りは、表面に見えない、体全体の若返りの表れである

・東海大学医学部橋本一男教授・田爪正気講師
自由に食べさせて育てたマウスの平均寿命が74週であったのに対し、食事の量を80%(腹八分)に制限したマウスは122週と長生きし、免疫力も増強していた

・スペイン養老院実験「ファルマシア」1988年24号674頁
1800キロカロリーの食事を毎日与えたグループと、1800キロカロリーの食事を食べた次の日は断食したグループでは、後者が圧倒的に長生きした

・エール大学トーマス・ホーパス博士
腹が減っている時は、胃から”グレムリン”と呼ばれる”飢餓ホルモン”が分泌されて、海馬の領域の血行を良くし、脳の働きを良くして、ボケを防ぐ

・イタリア・ヴェネツィア貴族ルイジ・コルナロ(「無病法」(ルイジ・コルナロ著、PHP研究所刊)抜粋)
暴飲・暴食の生活で30歳頃から、胃の痛み、痛風、微熱、口渇(糖尿病?)で悩まされるようになり、生きる望みを失いつつあったが、45歳の時、「少食に徹する以外助かる見込みはない」との医師の助言で
意を決し、パン等1日350グラムの食事を2回に分けて食べ、ワインは1日400ccに制限した結果、完全な健康体を回復した。79歳の時、「余りに食が少なく、栄養失調になる」との助言で、一日の食事を400グラム、ワインを450ccに増やしたら10日もすると体調を崩し死の淵をさ迷い、食事・ワイン量を元に戻して、健康体に戻り、102歳まで生きた。
コルナロは、健康を左右するのは食事の”質”より”量”である、と断言している。

以上:1,226文字

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