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小松式複式簡易会計帳簿ドキュメント(h8.12.8作成)

平成18年10月 8日(日):初稿
 これは桐を使用しての取引数の少ない零細小規模事業向けの出来るだけ簡単な複式入力方式の会計帳簿作成に挑戦したファイルです。
 しかし、作成者自身の複式簿記についての理解不足から、全く、不十分なものであることをお断りします。

 プロによる桐を使っての会計システムの解説書は、私の知っている範囲では、
  ・技術評論社発行の山賀弘著「桐V4による簿記入門」と
  ・日本実業出版社発行川口翠著「桐を使ってパソコンらくらく会計」
の2冊が刊行されています。
 しかし、これらは何れも中・大企業でも使用できるように相当数のTBLファイルを使用した詳細・精密なもので、不要な部分が多く、私の事務所の様な零細小規模事業の使用には不適なシステムでした。

 そこで、
①使用表ファイルは、1~2個で間に合うこと
②入力と同時に他の作業をしないで、簡略化した貸借対照表と損益計算書の表示が出来、税務申告に際し役に立つこと、
③事務所の会計と個人の会計の両方を同時に管理し、更に必要に応じて分離して整列集計して表示・印刷ができること
④受領証の印刷・発行により同時に自動的に入金の伝票・仕訳作業が、請求書の印刷・発行により売掛金入金の伝票・仕訳作業がなされること
⑤一定の期日における貸借対照表・簡易損益計算書及びそれに基づく申告所得税額・地方税額等を自動計算して表示・印刷出来ること
等を目標に欲張ったシステムを考案しました。
 しかし、現時点では相当部分が未完成です。

使用に当っては以下の点を注意して下さい。
▲このシステムを使用するためには複式簿記のBS、PLについての初歩的知識は必要です。複式簿記について全く知識のない方は使用できません。
 
▲通常の簿記では、BSは、借方が入金で左、貸方が出金で右に、PLは、借方出金で左、貸方が入金で右にそれぞれ記載され、BSとPLでは入出金の配列はが逆に記載されます。
 このシステムでは、PLも入金(貸方)は右に、出金(借方)は左に記載してBSとPLの入出金の配列を同じにしました。
 そこで「借方」、「貸方」の表現は紛らわしいのでやめて、「入金」、「出金」だけで処理する事にしました。

▲複式簿記は、一取引を必ず2面から分析・表記するため、原則は2行に渡り表記することになります。山賀氏の「簿記入門」は、その様になっております。
 私は、全ての取引を2行で記載することに、大いに煩わしさを感じて、何とか原則1行で複式入力できないかを考えて、編み出したのが本システムです。
 この記載方法が複式簿記として正しいのかどうかは、正直のところ不明です。

▲このシステムはBS科目の資産・負債項目の何れも10個以内で間に合う小松法律事務所の様な零細企業向けのものであり、小高法律事務所の様な大規模な高収益の中・大企業での会計管理には全くは使用に適しません。

▲複式簿記.FRMのBS科目の各項目(銀行名や借入金名等)は使用者に合わせて書換えて下さい。
BS科目の資産・負債項目を増やすときは、表定義で必要な項目を追加して下さい。項目計算式は既にある資産項目・負債項目の計算式と同様に作成して下さい。

▲事務所会計と個人会計を両方管理できるものにしました。PL科目の"所長"と入力したものが個人の家計についての会計で、業務会計としての申告決算書作成には全く関係ないものです。

▲両方使えるようにしたミソは負債科目の「所長資本」にあります。これの理解は難しいので、「所長資本」の項目計算式を吟味してその意味を考えて下さい。
実は私もこの様な処理がよいのかどうかよく分りません。

▲自分としては、日々の入力と同時に簡略化された貸借対照表と損益計算書が自動的に同字表示出来る画期的超簡単・便利システムにしたつもりでした。しかし、他人が使うと結構難しいようです。

▲入力方法、特に仕訳が判らなくなったときは、入力説明.TBLの入力例を参考に考えて下さい。入力説明.TBLでは、一応、全てのパターンを網羅したつもりです。
入力説明.TBLは将来は、KIRIHELP.TBLに組込みたいと考えております。
 尚、複式簿記.TBL内のサンプルデータの入力例も参考にして下さい。

▲入力方法が正しい限りチェック欄の数字が0になります。繰越、振替、その他資産科目間での金額の移動がある場合は、最初の入金・出金の際はチェック欄の数字が0でなくなりますが、これは間違いではありません。

▲小生としてはこれをベースにして、当事務所の様な零細法律事務所会計システムとしてより簡単で、使い易いものにするべく修正・改良を加えて行きたいと考えております。
 例えば現時点では未完成の計算式を組込んだ帳票を作成し、使用帳票のの変更でその時点における所得税・地方税額等を同時表示する方法などを検討して下さい。

 このシステムをご覧になった方は、これを参考にして、桐による出来るだけ簡単明瞭な零細企業向けの会計システムを独自に作成して公表して頂ければ幸いです。
以上:2,040文字

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