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桐における索引定義の意義等-共有では使用できず

平成22年 3月31日(水):初稿
○桐を長年使っていながら、索引機能について理解不十分なため不便をしていたことがあります。
私は,桐の並べ替え機能を多用し、その並べ替え条件に名前をつけて保存して色々な場面で活用しております。ところが単なる並べ替えと索引との機能の違いが良く理解されていなかったため、その並べ替え機能が使え長い間不審に思っていました。
そこで索引についての備忘録です。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、索引(英: index)とは、「百科事典・学術書などの書籍やコンピュータのデータにおいて、特定の項目を素早く参照できるよう、項目を特定の順番に並べ、その項目が出現する物理的な位置をまとめたもの。コンピュータで用いられる際にはインデックス (index (pl. indice))と呼ばれることもある。」と解説されています。

○同じくデータベースにおける索引とは、「表への処理を高速化するためのデータ構造である。索引は表の中の1個以上の列を対象に作成され、ランダムな参照処理や一定の順序でのレコードへのアクセスの効率を高めることができる。索引には表の中のキー列のみが含まれるが、表にはキー列以外のデータも含むため、一般に、索引が占めるディスク容量は対象となる表よりも少ない。そのため、全体をメモリ上に保持しきれないほど大きな表であっても、その索引であればメモリに保持できる可能性がある。」と説明されています。

○桐ヘルプでの索引定義は以下の通りです。
たとえば、本の中から目的のページを素早く探し出すときは、巻末の索引を使用します。これと同じように、目的のデータを素早く探し出すために、レコードの索引を作成できます。作成した索引は表に保存され、データを更新するたびに索引も自動更新されます。最大10個の索引を表に保存できます。
索引を使用するには、表を専有または参照で開いた後、索引を使用した並べ替えを実行します。索引を使用した並べ替えは瞬時に完了し、索引の使用状態になります(索引状態といいます)
索引状態のとき、整列項目に対して完全一致検索または先頭一致検索を行なうと、該当するレコードに素早く移動できます。整列項目を使用した絞り込みと併合も、処理時間を短縮できます。

ノート
・部分一致検索は、索引を使用しない方が高速です。
・絞り込み状態のときは索引が使用されません。
・絞り込み併合と削除併合は、元表の照合項目を索引状態にしておくことで、実行時間を短縮できます。
・表を共有更新または共有参照で使用した場合、索引は使用されません。
・削除した索引を表から消去する場合は、[ファイル]メニューの[表整理]を実行します。

索引を使用した並べ替え
索引を使用して並べ替えを行なう場合は、[索引を使用する]をONにして、[索引名]で使用する索引名を選びます。使用する索引は、あらかじめ[行操作]メニューの[索引定義]で定義しておく必要があります。

表を共有更新または共有参照で開いているときと、絞り込み状態のときは、索引を使用しません。索引定義の整列順で並べ替えが実行されるだけとなります。


○要するに共有状態では、なまじ索引を使用すると並べ替え機能が使えなくなるとの基本が判っていませんでした。当事務所で使用する各表のレコード数はせいぜい数百数千のものが殆どで、多くても2,3万レコード程度です。この程度のレコード数であればわざわざ索引を多用してメモリーを使わなくても良さそうです。
以上:1,431文字

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