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交通事故と胸郭出口症候群

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平成21年 7月24日(金):初稿
○交通事故による鞭打ち症で胸郭出口症候群を発症する方がおり、現在、私が受任している事件でも、当初通院した整形外科医からは、整形外科的治療は終了したと宣言されるも、なお、頸の激しい痛み、口の周りの痺れ、頭痛、目の焦点が合わない、右手のしびれ、眩暈等が続き、数件の病院を受診して、胸郭出口症候群と診断された方が居ます。勿論、当初通院した整形外科医が、本人の苦しみを気持ちの問題と切り捨て、治癒の診断書を書いているため、保険会社は交通事故との因果関係を認めず、係争中で、備忘録として整理します。

○この胸郭出口症候群、Google検索をかけると3万1200件関連HPが出てきますが、交通事故との関係での記述も結構見られ、その定義は、以下のように記述されています。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
腕神経叢と鎖骨下動脈、鎖骨下静脈が胸郭出口付近で頚肋、鎖骨、第一肋骨などや前斜角筋、中斜角筋、小胸筋などが圧迫・牽引されることで起きる症状の総称である。

goo ヘルスケア
鎖骨(さこつ)周辺で腕神経叢(わんしんけいそう)という腕や手指に行く末梢神経の束が、腕や手指に行く鎖骨下動脈や鎖骨下静脈という血管とともに圧迫されて起こる病気です。
 心臓から続く血管が、胸郭を出た所で神経とともに圧迫されるので、この名称があります。


症候群.COM
頸肩腕症候群をおこす病気の一つですが、これも、いろいろな症状が複合した症候群です。 胸郭出口部のさまざまな異常が原因となって、くび、肩、腕、指につながりのある症状が現われます。

○発症機序についてはたはら整形外科HPの以下の記述が判りやすいものです。
胸郭出口部とは首の神経(頚神経)が腕神経叢へ移行する際の関所のような場所と考えて下さい。この関所の入り口や出口が狭いと、神経や血管が圧迫され首の痛みや肩の痛み、腕の痛み、背中の痛み、頭痛、肩凝り、しびれ、冷感など様々な症状を発生させます。さらに、腕神経叢は周囲の交感神経と密に複雑なネットワークを構築していますので自律神経様症状を訴えることも多々あります。

 
胸郭出口症候群(TOS).viewの解説が画像付きで判りやすく、その自覚症状
・しびれ、・熱感、・腫れぼったい感じ、・重たい感じ、・言葉で言い表せない違和感、・その他
は当事務所受任中ケースにもピッタリ当てはまります。

○交通事故110番の「5 胸郭出口症候群?」での解説では、
本症例の診断基準は、以下の 4 点です。
①頚部、肩、腕に神経や血管の圧迫症状があり、愁訴が比較的長期間持続・反復すること、
②アドソン・ライト・エデンの各テストのいずれかが陽性で、テスト時に愁訴の再現・増悪がある、
③頚椎疾患、抹消神経疾患を除外できること、
④MR アンギオ検査、造影検査で圧迫や狭窄所見が認められること、

とあり、結構ハードルが高そうですが、これも参考に医療記録を精査する必要があります。
以上:1,218文字

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