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アルツハイマー病になった父の思い出-腎臓機能喪失

平成19年 8月 3日(金):初稿
○平成6年頃アルツハイマー病で介護施設に入所した父は徐々に症状が進行し平成8,9年頃には時々見舞いに訪れた一人息子の私の顔すら判別できなくなりましたが、胃腸と心臓が丈夫だとのことで、生命の危機には及ばない状況が続いていました。

○ところが父は、平成11年9月下旬に至り、突然、オシッコが出なくなったと言うことで、気仙沼公立病院に緊急入院しました。担当医の話では、腎機能が失われており、本人の意識も朦朧とした状態で、このままでは1週間も持たないと宣告されました。しかし、人工透析をすれば生命の危機は脱することが出来るが、その後も見通しは立たないとも言われました。人工透析は単なる延命措置でした。

○平成11年9月24日(金)、実家の長姉が福島の出張先に居た私に電話を寄越し、父の状況を伝え、母はアルツハイマー病の厳しい症状を5年以上も耐えてきたし、すでに87歳にも達し十分長生きしたので、もう人工透析の延命措置は取らず安らかに送ってやろうと人工透析には反対しているが、長姉としては人工透析で少しでも生きられる可能性があるなら人工透析をやって欲しいと思っているが、息子のお前はどう思うと意見を聞いてきました。

○私は長姉の話を聞き、迷わず少しでも生きられる可能性があるなら人工透析をすべきであると答え、また東京にいる次姉も人工透析をすべきと3人の実子は全員人工透析賛成となり、人工透析を実施することになりました。長姉の夫で養子の長兄は、船員として洋上でしたが、当然、人工透析賛成でした。

○翌9月25日に早速気仙沼公立病院に父を見舞いましたが、その時点では意識も回復していましたが、身体にはオシッコを取る袋をつけ、また自力で食事を取ることが出来ないため口には流動食を注入する管がつけられていました。勿論、私が見舞って声をかけても、声を発することも出来ず、虚ろな目で見るだけで、私が誰か判らない状態でした。

○長姉の話では、人工透析の開始でひとまず生命の危機は脱し、小康状態を保っており、特に肺炎を起こすなどの問題がない限り、生命の安定は保たれ、今日明日どうなると言うことはないとのことでした。私も一安心して、仙台に戻り、10月3日から歯根嚢胞の手術のために5日間、仙台市内の某病院に入院し、10月半ばに気仙沼公立病院の父を再度見舞いました。

○この2回目の見舞いの時は、父が人工透析を始めて2週間ほど経っていましたが、父に驚くべき変化が起きていました。
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