令和 7年 7月18日(金):初稿 |
○令和7年7月20日(日)は第27回参議院議員通常選挙投票日ですが、大方の予想では自民・公明の与党が50議席を割り、衆議院に続き、参議院でも少数与党になるのかと思っていました。そこで参議院選挙結果予測のキーワードでネット検索すると以下の予測記事が見つかりました。 ○以下の2つの予測記事は、意外にも与党辛勝でした。いずれも7月15日時点の記事で、その後、さらに動いているかも知れません。参議院選挙も与党敗北となれば石破首相が持たないと思われ、自民党総裁が交代となると後任総裁は予測が付かず、また、野党側が野田元首相で一本化するとも思えず、首班指名選挙の予測も付かず、政局は大混乱で困ったものだと思っていました。以下の2つの予測記事の通り何とか、与党過半数割れを回避して貰いたいところです。 ****************************************** NEWS DAILY 2025年参議院選挙予想・最新情勢と議席シミュレーション 2025年7月15日 各シナリオの概況 ・ベースラインシナリオ: 世論調査通りの支持率で投票率も前回並み(約52%)と仮定した場合、自民・公明の与党は改選議席で約60議席前後を獲得と試算されます。自民党は地方1人区でやや議席を落とすものの複数区で複数当選を確保し45議席±程度、公明党は堅調に7〜8議席を維持。野党側は立民が20議席前後、維新が15議席前後、国民・共産・れいわ・社民・参政などその他野党で合計20弱と見込まれます。与党の改選議席数は55〜60議席程度となり、非改選と合わせた参院全体では130議席前後で辛うじて過半数維持のシナリオです。改憲勢力も3分の2には届かず、現在146ある与党議席は約15減少する計算です。これは過去の平均的な中間選挙で与党がやや後退するパターンに相当します。 ・楽観シナリオ(与党勝利): 経済対策の奏功や野党共闘不調で与党に追い風が吹いた場合、与党は改選65〜70議席近くを確保しうると試算されます。自民党が2019年並みの善戦(地方1人区の7割以上制し、複数区でも複数当選)を遂げ50前後を獲得、公明党も8〜9議席得る展開です。立民は議席横ばいか微減の15前後、維新も伸び悩み10台前半、国民や共産は各3〜4議席程度にとどまります。参政党など新興も議席獲得は1〜2に留まり、結果として与党は非改選と合わせ140議席前後を維持、改憲勢力も引き続き3分の2を上回る可能性があります。石破首相に対する信任が示され、与党盤石・野党退潮となるシナリオです。ただ現状の支持率からはかなり楽観的で、与党に有利な投票率(高齢者中心の投票)や野党分裂が前提になります。 ・悲観シナリオ(与党敗北): 逆に与党に逆風が吹き投票率が上昇(無党派が大量投票)した場合、与党獲得は50議席前後にとどまる試算です。自民党は地方1人区で野党統一候補に競り負け続出、複数区でも都市部で議席を落とし40前後まで低下、公明党も支持母体票の伸び悩みで5議席程度に減らすケースです。野党側は立民が25議席前後と躍進、維新も20議席近く獲得、国民・共産もやや議席増、参政や地域政党などが複数議席を得る可能性があります。この場合、与党合計は改選50議席±となり参院全体でも124議席以下(過半数割れ)に陥る計算です。実際、共同通信の調査では有権者の半数が「与党過半数割れがよい」と答えており、その民意が反映されると戦後初の与党参院少数政権が現実味を帯びます。改憲勢力も大幅に議席を減らし、3分の2どころか過半数維持も危うくなるでしょう。 ******************************************* ビッグデータで見る第27回参議院選挙の議席数予測 2025年7月15日 ![]() 以上:1,564文字
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