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理想的な大往生-あるお客様の例1

平成20年 6月21日(土):初稿
「健康とは-渡辺淳一著『熟年革命第3章』から」で健康とは一言で言うと
「全身の血がさらさらと流れる」
ことですとの簡明な説明を紹介しましたが、同著同章末尾に
健康に長生きした人は、他人に迷惑をかけませんし、長寿を全うして死ぬ人は、あるときころりと、2,3日休んだだけで、眠るように亡くなります。
との説明がありました。

○生来虚弱体質で小さい時から病気ばかりして、特に母に心配をかけ続けてきて、現在も腰痛始め各種健康問題を抱えている私は、今後老境に向かい、要介護老人となって家族に迷惑をかける事態になりたくないとの一心で人一倍健康には留意しているつもりですが、先の健康に長生きした人の状況、「他人に迷惑をかけず」、「あるときころりと、2,3日休んだだけで、眠るように亡くなる」ことが出来ればと念願しております。

○私のお客様の1人に、この理想的な大往生を遂げたAさん(享年85歳)が居ます。Aさんは、ある小さな町で小さな不動産業を営んでいましたが、私が弁護士5年目位から10数年に渡って、私の事務所に色々な相談にお出で頂き、自分の事件だけでなく、周辺の方々の事件も数多くご紹介頂いた大変有り難いお客様の1人でした。

○Aさんが私の事務所を最初に訪れた時は、既に70歳前後で確か奥様に先立たれてやもめ暮らしをしていました。それまで仙台の色々な弁護士に依頼したことがあるとのことで、多くの先輩弁護士の名前を存じ上げていましたが、当時、30代前半の若い私を気に入って頂き、その後はずっと私の事務所をご利用頂きました。

○Aさんが85歳の時、私も弁護士経験20年位になっていましたが、ご自分の不動産取引で生じた紛争の相手方にこのような仮処分をかけて頂けませんかと、当時の私には考えたこともない難しい仮処分の要請を受けました。私は理屈上大変難しい問題を含んでおり判例・学説等シッカリ調査してそのような仮処分が出来るかどうか勉強しますので2,3日時間を下さいとお答えする難しい事件でした。

○その時私が驚いたのは85歳になって現役バリバリで不動産業を営み、紛争について弁護士も考えつかないような奇抜な対抗手段を考えてきたことで、私は「Aさんは、凄いですね。この調子だと軽く100歳まで行きますね。」と感嘆の声を上げると、Aさんは、笑いながら「先生も、シッカリ勉強して私のためにちゃんと働いて下さいよ。」と励まされ、ハ、ハーっと平身低頭いたしました。
ところがその3日後、Aさんの息子さんから思いもかけぬ連絡を受け呆然としました。
以上:1,045文字

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