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どこを見るべきか―感情の次は評価欲求

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平成12年 6月 1日(木):初稿 平成17年 1月 8日(土):更新
 前回は、学校としての家庭において人間は感情の動物であることを良く見抜くべきであり、感情的になっている人間を理屈で説得すべきでない具体例を挙げました。

 今回は、人間観察において次に重要な事として評価欲求について述べます。
私は人間の人間たる所以となる基本的且つ最大の欲求は、他の人間から評価される欲求、難しく言うと社会的認知欲求ではないかと思っております。簡単に言うと世に認められたいと言う欲求です。世に認められたいと言うことは突き詰めれば他の人間に認められたいと言うことです。

 自分の欲求は金だけであり、人に認められたいなんて全く思わないと言う方も、実は金持ちになることで人に評価されたいと言う欲求が秘められているような気がします。
 人間の争いを見ていると、人間とはつくづく他人に評価されることによって生きていると言うことを感じます。人間は、他の人間に評価・期待されていると感じるとやる気を起こし頑張りますが、反対に無視され全く期待されていないと感じると、途端にやる気がなくなります。

 夫婦間でも全く同じです。離婚相談に訪れる大部分の方は、相手をけなす一方で、評価する部分が全くなくなっています。
 夫は、専業主婦の妻に対しては妻のおかげで元気に仕事に励むことが出来ると言う思いを、また妻は、夫のおかげで家族の生活が出来る感謝の念を、それぞれあまりオーバーでなく、さりげなく伝える技術が必要です。
お互い相手を評価し、期待していることをさりげなく伝え、相手が気持ちよく仕事や家事に励むことが出来るようにコントロールする技術を日常的に磨いておく心構えが必要です。

 夫婦が長くなるほどごく当然のこととして相手に伝える努力をしなくなりますが、ここは極めて重要な気がします。
(以下次号に続きます。)(平成12年 8月 1日記)
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