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不貞行為を理由とする衆議院議員辞職事例発生雑感

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平成28年 2月14日(日):初稿
○「セクハラ雑感-巧い別れ方」に「秘書の早坂茂三氏の角栄本によると角栄の女性好きは相当なもので女性関係は派手だったようです。はな夫人の外に公認二号さん辻和子氏との間に2人の男の子、更に特別政策秘書佐藤昭子氏との間に1人の女の子をもうけています。これらは世間に公認のものだけです。」と記載していました。

○田中角栄氏は、妻以外の女性関係は公認のものだけで2件あるところ、その他の女性関係も相当派手で、秘書早坂氏著作では、「角栄氏が昭和60年に脳梗塞で倒れると入院先の病院にはかつて田中角栄氏と関係のあった多くの女性から見舞いの花束等が山の様に届いた」とのことです。しかし、この派手な女性関係で角栄氏は、政治家としての評価が低められることはありませんでした。

○以下の谷沢永一先生の記述では、「性の次元で自由を享受している奴は許せない。性的放縦に対する弾劾が何よりの憂さ晴らしとなる。」ところ、「戦前昭和は段層社会であったから、社会的優位に立つ人物の放蕩は、身分は違うからと諦めの念を以て眺められ」、「戦後は段層社会が消滅したから、あらゆる人物が同じ平面の地続きに立つ同類と見なされる。遠慮と憚りが不必要となった」にも拘わらず、田中角栄氏は、その女性関係で政治問題になったことは、「淋しき越山会の女王」出版以前はなかったはずです。

○以下の、「不倫議員が辞職 妻出産前にタレント以外にも女いた」の記事を見ると、谷沢先生の「性的放縦に対する弾劾が何よりの憂さ晴らし」であり、「人間性の最も根深い怨念に発する趨勢であるゆえ、世に立つ者は身を慎む以外にない」との記述の的確さを痛感します。

○ビートたけし氏の「オレはうらやましい限りだよ」には、あなたの女性関係も「私にはうらやましい限りです」と、嫌みを言いたくなりますが(^^;)。

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谷沢永一氏「人間通」の「怨念」から

しかし如何なる論法を以てしても抑えきれぬのが嫉妬である。人間はすべて何時でも僻んでいる。自分は損をしている、割を食ってる、と思いこんでいる。人間は怨念の塊である。

殊に性をめぐる鬱屈は甚だしい。自分は性の極言を知らぬままに世を終えるのかも知れないと嘆いている。もっと奥底に達し得る筈だと夢想している。男という男は出来ることなら此の世の女すべてを知りたいと願っている。この程度で満足しなければならぬのかとお互い配偶者を心の中で憎んでいる。人間の性をめぐる怨念が解消される日は来ないであろう。ゆえに性の次元で自由を享受している奴は許せない。性的放縦に対する弾劾が何よりの憂さ晴らしとなる。

明治大正そして戦前昭和は段層社会であったから、社会的優位に立つ人物の放蕩は、身分は違うからと諦めの念を以て眺められた。戦後は段層社会が消滅したから、あらゆる人物が同じ平面の地続きに立つ同類と見なされる。遠慮と憚りが不必要となった。誰に対しても特権の一切を認めない。段層身分意識によって嫉妬心にはめられていた一応のたがが吹っ飛んだ。

この趨勢を反映し代表して暴露を旨とする報道(マスコミ)が発達する。これからは政治家も経営者も芸能人も、およそ世に顕れでるほどの人は、性的奔放に対する集中砲火を避け得ないであろう。社会的平等化に不可欠の必要経路である。言論の自由の副産物である。人間性の最も根深い怨念に発する趨勢であるゆえ、世に立つ者は身を慎む以外にないであろう。


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不倫議員が辞職 妻出産前にタレント以外にも女いた
[2016年2月13日9時1分 紙面から]


自民党の宮崎謙介衆院議員(35)は12日、会見し、妻の金子恵美衆院議員(37)の出産直前、タレント宮沢磨由(34)と不倫したことを認め、議員辞職すると表明した。昨年2月に金子氏と結婚後、宮沢以外の女性とも不倫を重ねていたことを明かした。不倫の「続報情報」もあり、辞職は不可避と追い込まれたようだ。「人間としての欲が、勝ってしまった」。離婚の可能性も示唆した宮崎氏が、自らの女性関係で失うものは、議員バッジだけではないかもしれない。

 「国会議員の端くれとして、自分の主張と軽率な行動のつじつまが合わないことを深く反省し、議員辞職する決意です」。直立不動の宮崎氏は、それまで手にしていたメモを置いて、何度も「ふー」と息を吸いながら、辞職を表明した。

 宮沢との関係について「1月4日に(和装振興議連で)着付けをしてもらった。その時が初めてで、3回お会いした」と認めた。SNSでメッセージが届いたが、「誘ったのは恐らく私。思わせぶりなことをした」。文春に撮られた先月30日の密会が最後とし、「妻には一部始終話し、謝罪した。一生涯償っていきたい」と述べた。

 不倫現場を取材した週刊文春記者の直撃に、しらを切った理由を、記者本人に問われると「どうにかごまかせないかと考えた。お互いに黙っていれば大丈夫と考えた」と、考えの甘さを露呈した。男性国会議員初の育休取得宣言から、50日あまり。「再び自分が実現したい政治を追い求める資格を与えてもらえるよう、出直したい」と再起への思いも口にしたが、そんな道はほど遠いことを、自らの言葉で証明してしまった。

 宮沢以外の女性との関係について問われ、「いろんな方を傷つけた。結婚した後、女性と(不倫)ということなら否定できない」と告白。「何人いるのか」と問われると「女性と関係がなかったとは申しません。この先は私だけの問題ではない。勘弁してほしい」と、泣き言を言った。

 「未熟な、人間としての欲が勝った」と釈明した宮崎氏。女性関係のだらしなさは有名で、別の議員の秘書とのうわさが出たこともあったという。過去には、自民党の加藤鮎子衆院議員と結婚したが離婚。女性問題が一因といわれた。初当選同期の金子氏との交際も、同期議員の間では早くから知られ「国会で婚活か」と批判的な声もあった。

 永田町関係者によると、来週以降も宮崎氏の「不倫続報」が出る可能性があるという。「辞職は最後の最後まで迷った」というが、辞めざるを得ない判断に追い込まれたとみられる。

 長男誕生から、まだ1週間。難産だった金子氏は今も入院し、長男も保育器に入ることがある。「これからも妻と生活したいが、そんな虫のいい話はないだろうとも思う」。自業自得とはいえ、離婚の覚悟も示唆した宮崎氏は、目に涙をにじませた。【中山知子】


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たけし ゲス不倫議員メッタ斬り「オレはうらやましい限りだよ」
スポニチ[ 2016年2月13日 23:02 ]


タレントのビートたけし(69)が13日放送のTBS系「新・情報7daysニュースキャスター」で、不倫疑惑を認め議員辞職した宮崎謙介衆院議員(35)の謝罪会見をメッタ斬りにした。

まずは「国会議員は多すぎるよ、全部クビにすればいいんだよこんなもの。カネもったいないじゃん。この人(宮崎氏)に入れた選挙民は一回、ペナルティーで次の時、一回休み。次の回から投票できると。そうしなきゃ、選んだ議員がまた不祥事を起こしてだよ、カネばっかりかかってしょうがない」と語った。

ただ、会見では今回の女性以外にも複数の女性と関係があったことを宮崎氏は告白しており、たけしは「オレはうらやましい限りだよ。育児に専念しますと言っといて浮気してんだよ、この人」とも語った。

すかさず安住アナから「そういうふうなこと言おうとして、批判を浴びた政治家がいますから気をつけてください」とクギを刺されていた。

宮崎氏は週刊文春で妻金子恵美衆院議員(37)の出産直前に女性タレントと不倫密会していたことを報じられた。12日には会見し、報道を認めた上で議員辞職すると表明した。

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