仙台,弁護士,小松亀一,法律事務所,宮城県,交通事故,債務整理,離婚,相続

旧TOPホーム > 事務所 > 大山滋郎弁護士ニュースレター2 >    

2016年09月16日発行第181号”金持ち弁護士貧乏弁護士”

平成28年 9月16日(金):初稿
横浜パートナー法律事務所代表弁護士大山滋郎(おおやまじろう)先生が毎月2回発行しているニュースレター出来たてほやほやの平成28年9月16日発行第181号「金持ち弁護士貧乏弁護士」をお届けします。

○平成28年9月16日午前5時現在自宅VPN不調で自宅PCが使えず,出張用ノートPCを自宅に持参し,スマホWifiテザリングでネットアクセスして事務所PCを使用し、なんとかHP更新作業が出来ました。続きは事務所で書きます。

○平成28年9月16日、午後3時過ぎにようやくVPN不調原因が判明し、回復しました。原因は、VPN自体の不調ではなく、VPNと繋がるハブが老朽化して、信号授受が不安定化していたことでした。このハブから出ているランケーブルを使ったPCが全てネット接続不安定になっていたため判明しました。このハブを新品に取り替え、ようやく元に戻りホッとしています。

○貧乏弁護士の話、参考になります。実は、当事務所3人目の勤務弁護士が、真実、「報酬はいいので、修行させてください。」と言って当事務所入所希望してきました。さらに、「小松先生のような弁護士の元で修行できるなら、それで本望です。」なんて調子の良い言葉も発しました。

○これらの言動は、シャイで控えめな私には、到底、出来ない芸当です。これは、私にないものを持っていると、評価して採用しました。実際、まだ1年生の分際で、各種弁護士会相談を担当するようになると、個人事件を次から次へと取ってきてその処理に忙しく、肝心の当事務所事件での修行が不足気味なのが気になるところです。いずれにしても、大変な営業力を有しており、近い将来、私はなれなかった「金持ち弁護士」になることを期待しています。

*******************************************
横浜弁護士会所属 大山滋郎弁護士作

金持ち弁護士貧乏弁護士


「金持ち父さん貧乏父さん」は、ロバート・キヨサキの世界的ベストセラーです。高学歴で高級官僚をしていた実の父親(貧乏父さん)と、高卒で自営業をしていた親友の父親(金持ち父さん)から学んだことを書いた本ですね。2人の「父さん」は著者に、お金や人生について、正反対のことを教えてくれました。

著者がまだ子供ころ、金持ち父さんのところでアルバイトをする話があります。金持ち父さんは、アルバイトにお金を払いません。その代り、この機会に多くの事を学ぶようにと教えてくれます。それに対して貧乏父さんは、労働の正当な対価を得られないとは何事かと怒ります。多くの弁護士が、このような話を聞けば、貧乏父さんと同じ反応をするはずです。しかし、金持ち父さんの教えは違います。「金持ちは、お金のために働かない。」「お金のためではなく、学ぶために働く。」私も、これが正しいと思います!

少し前までは、弁護士の数は非常に制限されていました。そんなわけで、弁護士になりさえすれば、みんな当然に「金持ち」になれたのです。ところが、弁護士の数が増えてきたことで、就職さえもできない「貧乏弁護士」が相当数生じてきました。このような事態に直面して、多くの弁護士たちが、弁護士の数を減らすことを求めています。「弁護士に成りさえすれば、どんな人でも当然に就職でき、それなりに金持ちになれるようにしろ!」ということです。でも、そんなふざけた主張、世間に認められるはずないでしょう!同業者の悪口は言いたくないのですが、弁護士という人たちには、世間知らずの甘ったれが多い気がします。

先日、話を聞きに行った、やり手の司法書士の方なんか凄かったです。27歳で司法書士試験に合格した後、頂上の仕事を覚えるために、日本一大きな司法書士事務所に就職活動しました。そこで、「仕事を覚えたいので、給料はいくらでも結構です。一生懸命働くので、使ってください!」と頼み込んだということです。「そこまで言うなら。」ということで、年俸300万円、残業代なしで雇ってもらえました。本当にその金額だけで、早朝から深夜まで死ぬ気で2年間働いて、仕事や顧客対応を覚えていったそうです。この方は現在大成功していますが、まさに「金持ち父さん」となるだけの資質があったのだと思います。

この話にあまりに感動したので、うちの事務所に応募してきた修習生たちにも話してあげました。「うちでは、このくらい前向きな人と一緒にやっていきたい。もっとも、うちはそれなりの報酬は払うけどね。」

私としては、「正解」を教えてあげたつもりでした。ところが、誰一人、「報酬はいいので、修行させてください。」と、言ってこなかった。中には、自宅で就職浪人しているなんて人もいたのです。家でぶらぶらしているくらいなら、たとえ無償でも、弁護士としての経験を積むべきだとの発想はなかったようです。

就職もできない、「貧乏弁護士」が増えているのは問題だと思います。しかしこれは、弁護士の人数を減らして解決する問題ではないでしょう。私はいつも、「たった一人のボス弁護士に自分を売り込めない人が、多くのお客様に自分を売り込めるはずがない!」と若手に話しています。世間の常識を持った、「金持ち弁護士」になれるよう、手助けできればと思っています。

*******************************************

◇ 弁護士より一言

小学5年の息子が塾に通い始めました。そこの塾長はとても魅力的な人です。アクの強い「塾長語録」で、子供の心をすぐに掴んでしまいました。「いま勉強するのは、将来お金持ちになるためです!」「お金持ちになると、奥さんとも仲良し、人には親切と良いことずくめです。」なんて教えてくれるそうです。

「塾長はポルシェに乗っていて、すごくカッコいいんだよ。僕も大きくなったら、絶対ポルシェに乗る!」なんて興奮しています。「塾長に教えてもらったんだけど、お金持ちになるには、お医者さんになって、美容整形するのが一番だって!」あ、あほか!もっとも、あながち間違いとも言えない気も。(おいおい)
以上:2,474文字

タイトル
お名前
email
ご感想
ご確認 上記内容で送信する(要チェック
※大変恐縮ながら具体的事件のメール相談は実施しておりません。

 


旧TOPホーム > 事務所 > 大山滋郎弁護士ニュースレター2 > 2016年09月16日発行第181号”金持ち弁護士貧乏弁護士”