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2017年01月01日発行第188号”弁護士の「悪魔の辞典」”

平成29年 1月 2日(月):初稿
横浜パートナー法律事務所代表弁護士大山滋郎(おおやまじろう)先生が毎月2回発行しているニュースレター出来たてほやほやの平成29年1月1日発行第188号「弁護士の「悪魔の辞典」」をお届けします。

○有名なビアスの「悪魔の辞典」は、数十年前に私も購入して少しは読んでいたはずですが、その中身は殆ど記憶になく、又、現在も岩波書店発行の左図表紙はなんとなく記憶に残っているのですが、現時点では、私の書棚には見当たらなくなっていました。

○「恋愛」とは、「一時的精神異常。結婚により治癒する」と定義されているそうですが、私も「結婚しても半分は失敗する理由-当初から波乱含み」で「恋愛は一種の精神異常であり、その症状の最たるものは判断能力の低下です。」と断言していました。これは決して、ビアスの「悪魔の辞典」からのパクリではなく、私自身の直接・間接の体験による実感です(^^;)。


○「悪魔の辞典」は、「優しい者の辞典」ということがわかってきますなんて記載している「悪魔の辞典」の一部を掲載したサイトを紹介します。確かに「嘘つき(liar) 自由旅行ならぬ自由悪口の権限を与えられている弁護士、ジャーナリスト、その従事する職業、商売。」なんて記載されています。正直を旨として、いかなる場面でも、決して、嘘をつかない私は、弁護士に向いていないことが良く判りました(^^)。

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横浜弁護士会所属 大山滋郎弁護士作

弁護士の「悪魔の辞典」


またまた、新しい年がやってきました。引き続きよろしくお願いいたします。新年早々ですから、いつもより更にバカバカしいニュースレターです。

「悪魔の辞典」というのは、今から100年以上前にアメリカで作られた辞典ですね。思わずニヤリとさせられる、言葉の定義が並んでいます。例えば、こんな感じです。「幸福」とは、「他人の不幸を見ているうちに沸き起こる快い感情」だそうです。た、確かに。で、でも私は違いますよ!(ほんとかよ。)

「友情(フレンドシップ)」とは、「凪の時は二人で乗れるが、嵐が来れば一人しか乗れない船(シップ)」ちょっと反発も覚えますが、逆境で壊れる「友情」がたくさんあることも事実なんですね。

「恋愛」とは、「一時的精神異常。結婚により治癒する」だそうです。「け、結婚は恋愛の墓場ですか?」と言いたくなる一方、「本当にそうかも」と、思わず笑ってしまいます。現実にも、結婚できない不倫の関係の方が、「恋愛」が長く続くようです。

それなら、「結婚」の定義はと言いますと、「男主人1名、女主人1名、奴隷2名からなる、それでいて合計2名の共同体」だそうです。う、うちの夫婦は違いますよ。とまあ、なかなか面白い定義が満載です。こういうのを読んでいると、自分でも一言いいたくなってきます。例えば、悪魔の辞典の「運」の定義は、「愚か者の、失敗の言い訳」です。しかしこれは、「他人の成功の理由。または、私の失敗の理由」の方が良いのではないかとか、くだらないことを考えてしまうのです。(ほ、本当にどうでもいいやん。)

ということで、悪魔の辞典のなかで、法律関係の言葉を探してみました。まずは「弁護士」です。「法の抜け道を見つけ出す達人」か、買い被りじゃないですか?わ、私は抜け道なんて見つけられません。ううう。。。ちなみに「嘘つき」の定義は、「弁護士またはマスコミ」でした。なんで「政治家」が入っていないんだよと、思わず憤慨したのです。(憤慨するところは、そこかよ!)

訴訟の定義は、「豚として入ると、ソーセージとして出てくる機械」だそうです。そこまで言うのかよ!という気もしますが、多くの場合訴訟などしない方がましなのも事実です。私も、できる限り裁判はやめるようにお客様を説得しているのです。

裁判の場合、「判例」が重要な役割を演じますね。以前、似たような裁判でなされた先例のことです。悪魔の辞典の定義では、こうなっています。「裁判官が、自分の好みの先例を選択し、嫌いな先例を無視すること」こ、これは裁判官だけの話じゃないです。弁護士は、もっと露骨に、自分に都合の悪い先例は無視しちゃいます。お、お恥ずかしい。

刑事事件の弁護をしていると、皆さん心から「反省しました。」と言います。もちろん、心から反省し、二度と罪を犯さない生活を送る方も沢山います。しかし中には、裁判が終わるまでは「反省」していても、その後はすぐに忘れてしまう方がいるのも事実です。

悪魔の辞典による「反省」の定義は、「罰に付き従う従者。再び罪を犯すこととは矛盾しない。」だそうです。残念ながら、これは一面の真実をついてますね。人間は、処罰される事態に直面していないと、「反省」できない生き物なのかもしれません。心からの反省を促すことのできる弁護士になりたいものです!

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◇ 弁護士より一言

今年の4月で、開業10周年を迎えます。少し盛大な集まりを考えておりますので、ご期待ください!

事務所も拡張して、打合せ用の個室を設けました。ゴーギャンの版画を飾り、1枚板のテーブルを用意するなど、妻が気合を入れてコーディネートしてくれたのです。弁護士数も、さらに増加させていくことになっています。

悪魔の辞典によりますと、「1年」というのは、「365回の失望から成る一定の期間」だそうですが、うちの事務所では、「お客様に365回喜んでもらえる期間」となるように、頑張ってまいります。本年も、よろしくお願い申しあげます。
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