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2022年11月01日発行第328号”弁護士の3(2/3)”

令和 4年11月 2日(水):初稿
横浜パートナー法律事務所代表弁護士大山滋郎(おおやまじろう)先生が毎月2回発行しているニュースレター出来たてほやほやの令和4年11月16日発行第328号「”弁護士の3(2/3)」をお届けします。

○冥界の審判官というと、東洋では閻魔様です。閻魔様も、死者に質問しますが、1つ目は、「陰徳(いんとく)を積んだか?(人知れず、他人のために役に立ったか?)で、2つ目は、「自分の人生を楽しんだか?」とのことで、古代エジプトの冥界審判官と殆ど同じです。

○人知れず、他人のために役立つことを陰徳といいます。このポイントは「人知れず」です。人間の本質的欲求は、他人から評価されることで、そのためこれ見よがしに、他人のために役立つことをする人間は多く居ます。しかし、人知れず、即ち人に評価されることを求めず、ひたすら他人のためだけに他人に役立つことをする人は、それほど居ないと思います。

○これまで「世のため人のためになろうなんて大それた考えは全くありません」と言い続けてきた私も、これから何年生きられるか判りませんが、大山先生のニュースレータのお陰で、人知れず、他人のために役立つことを少しはしなければならないと、気持を新たにしました。この気持がいつまで続くか判りませんが(^^;)。

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横浜弁護士会所属 大山滋郎弁護士作

”弁護士の3(2/3)


古代エジプトの「死者の書」によると、人は死ぬと、冥界の審判官から2つの質問をされるんだそうです。「学歴は何ですか?」や「収入は幾らでしたか?」なんて質問かと思ったら、違うんですね。1つ目の質問は、「人生を楽しみましたか?」で、もう1つは、「他人に親切にしましたか?」だそうです。これは本当に感心しました。この質問にしっかりと答えられるよう、これからは生きていこうなんて思ったものです。(すぐに忘れてしまいますけど。。。)

この2つの質問に加え、更に聞く価値のある、3番目の質問があるのか考えてみましたが、思いつきませんでした。本当に大切なことは、そんなにないのでしょうね。ちなみに、妻に聞いたところ、「ご趣味は何ですか?」だそうです。お見合いじゃないんだよ! 娘に聞いたら、「転生しますか?」でした。ラノベの読み過ぎや! 本当に大切な質問は、3つも必要なくて、せいぜい2つあれば十分なのかもしれませんね。

私も法律事務所を開業するときに、マーケティングで重要な質問も2つだけだと、勉強しました。一つは、「あなたのお客さんは誰ですか?」 もう一つは、「そのお客さんが、夜眠れないほど困っていることは何ですか?」だというのです。これは本当に助かりました。「私のお客さんは、弁護士に知り合いなどいない、普通の市民です」「そういう人たちが困っているのは、身内が罪を犯したとき、誰にも相談できないことです」と考えました。そこで、弁護士に伝手の無い人達が、簡単にアクセスできるように、私選刑事弁護専門のHPを立ち上げたのです。お陰様で開業初日から、お客様が来てくれました。

再就職に来た人に、面接官がする2つの質問というのもあります。「あなたの仕事はなんですか?」と、「あなたはその仕事を、満足にできますか?」の2つなんだそうです。この質問に対して、「私の仕事は部長です」「前の会社でも部長でしたから、貴社でもできます」と回答した人がいたなんて、笑い話がありました。こんな話を聞くと、採用のときの質問も、2つで十分のように思えてきます。

こういう風に質問は2つあれば十分なことが多いだけに、だからこそ3つ目の質問には、後世に残るような素晴らしいものがあるようです。経営の神様、松下幸之助は、担当者の質問が終わった後、就職希望者に3つ目の質問をしたそうです。それは、「あなたは運が良いですか?」という質問です。そして、「自分は運が良いです」と答えた人を採用したんだそうです。分かったような、分からないような気もする一方、これはとても深い話だと思います。人類100万年の歴史の中で、現代に生まれただけで運が良いです。現在70億の人類の中で、日本に生まれただけで運が良いです。大体、自分の運が悪いなんて言う人は、私の経験でも僻みっぽくて、一緒に働きたくないような人です。松下大先生の3つ目の質問は、うちの事務所でも、採用面接のときにマネします !

弁護士の「質問」といいますと、裁判のときに証言台に立つ本人や証人に対して行うものがあります。「何を質問するかで、その人の人柄も頭脳の程度も分かる」そうなので、緊張してしまいます。裁判での尋問にはルールがあります。「嘘をついてはいけない ただし、聞かれていないことを、自分の方からわざわざ話す必要は無い」というものです。私も、自分の側の証人などに質問するときには、不利になりそうなところは避けて聞きます。相手側の弁護士や検察官が、それに対して反対尋問をします。この反対尋問は、いうなれば2つ目の質問です。私としては、「嫌な質問はしないでくれ !」と祈る気持ちになります。この2つ目の質問を逃れても、次に裁判官からの3つ目の質問が来ます。そもそも裁判官は、公平なジャッジの役割ですから、積極的に質問すべきではないんです。それなのに、「聞かれたら嫌だな」ということをことさら聞いてくる裁判官がいます。や、止めて下さい。

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◇ 弁護士より一言

論語に、孔子が自分の息子に2つ質問をした話があります。1つは「礼を学んだか?」で、もう1つが「詩を学んだか?」です。これらは、情緒豊かな君子に必要不可欠なんだそうです。この話をした子供達から「パパの質問と似ている」言われました。 「パパの場合は、『過去問をやったか?』だよね!」 そ、そこまで分かっているなら、遊んでないで過去問やれよ!
以上:2,440文字

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