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タバコと健康-仙台弁護士会での分煙体制決議粉砕の顛末1

平成20年 1月23日(水):初稿
「私がタバコの煙が大の苦手な訳-喘息体質等」に記載した通り、喘息体質で気管支が弱く大のタバコ嫌いだった私は、仙台弁護士会公害対策委員会に所属しスパイクタイヤによる粉じん公害問題取組が一段落した後のおそらく昭和58,9年の話ですが、仙台弁護士会公害対策委員会タバコ公害調査小委員会を立ち上げました。

○一応全体委員会で承認を頂いた上での小委員会立ち上げでしたが、当時の弁護士会はまだ喫煙派が多数派を占め、喫煙派は苦い顔での消極的賛成で、この小委員会で熱心に活動したのは私を含めて4名だけだったように記憶しています。

嫌煙権訴訟で有名な伊佐山芳郎弁護士をお招きして学習会を開くなどしてタバコと健康被害について勉強を続け、その成果を報告書にまとめて、仙台弁護士会全会員に配るなどの活動をし、仙台弁護士会委員会等の会議では禁煙とすることを提言し、執行部から委員会等会議中の全会員に対する喫煙自粛要請を引き出し、最終的には確か昭和60年1月の定期総会で「自治体等公共建物における分煙体制確立」を求める決議を行うことを執行部に要請しました。

○当時の弁護士会はまだ喫煙派が多数を占め、執行部では分煙体制確立を議案とすることには相当異論も出たという話ですが、タバコ公害調査小委員会初代委員長のO弁護士が当時の執行部の副会長で、熱心にその必要性を執行部内で説いて何とか議案とすることには成功しました。

○ところが「分煙体制確立決議」が議案提出されると聞いた喫煙派の相当数の弁護士が、そんな決議は絶対に潰してやると意気込んでいることが判明しました。委員会禁煙要請等で喫煙派弁護士からはタバコ公害調査小委員会の活動を苦々しく思われていたからです。その年の総会議案は他に議論となるような議案が無かったこともあり、「分煙体制確立決議」議案が、その総会最大の問題議案となり、どうでも良い派などはその対立を面白がって、総会出席率が向上する程でした。

○当時は、弁護士会の各会議室の各席に全て灰皿が置いてあり、タバコを吸うことが全く当たり前とされていた時代でした。東北電力ビルの大会議室を借りて行う定期総会でも同様にタバコの灰皿が置いてありました。執行部から委員会や総会中の喫煙自粛要請にも拘わらず、席上に灰皿が置いてあることもあり、総会当初から、議案をあざ笑うかの如くチラホラタバコの煙が舞い上がり、波乱の総会幕開けとなりました。
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