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腸内細菌の種類数と数-諸説あるようですが人体内ウイルス数も凄い

令和 3年 5月25日(火):初稿
○「本間真二郎医師著作”感染を恐れない暮らし方”紹介-腸内細菌解説」の続きです。そこで、本間医師の解説として、「「腸は”テニスコート”ほど広い!」、「人の体内には腸内細菌が1000種類以上、総数にして100兆個以上存在-腸内細菌叢と呼ばれる
人のからだを構成する約37兆個の細胞数より遙かに多く、総重量は1~1.5㎏」

と記載していました。

○ところが腸内細菌研究の権威で、腸に関する多数の著作を発行している藤田紘一郎医師の最近の著作の一つを読むと、「テニスコートの4分の1ほどの面積」、「腸には200種類100兆個の腸内細菌が住んでいる」、と記載されており、腸の広さ、腸内細菌の数は、学者によって随分見解が異なると不思議に感じました。

○そこで「腸内細菌の種類と数」のキーワードで検索すると「【医師監修】腸内細菌の数~体質を決めるのは腸内細菌のバランス」では、「数十年程前までは、1人あたりの腸の中には腸内細菌が100兆個くらいあると言われていましたが、今では約5~10倍増え、500~1000兆個はいると言われています。」と、腸内細菌数は、100兆個が1000兆個で10倍になっていました。また種類については「腸内細菌は1000種類もいるので肝臓に匹敵するくらいの多種類の働きを促す臓器であると言える」として、藤田説200種類が5倍の1000種類となっています。

○厚労省HPの「e-ヘルスネット」の解説では「ヒトの腸管、主に大腸には約1000種類、100兆個にも及ぶ腸内細菌(腸内細菌叢(そう)や腸内フローラとよばれます)が生息しています。」と解説されており、数は100兆個のままですが、種類は1000種類で、藤田説200種類は時代遅れのようです。

○腸内細菌数だけで1000兆個と想像もつかない数ですが、人体細胞数については、本間説は37兆個ですが、60兆個説もあり、ネット検索すると「人間を構成する細胞の総数が60兆個からいつの間にか37兆個に減っていた件」に「人間を構成する細胞の総数は、以前は60兆個と言われていましたが、最近は37兆個なんだそうです。昔勉強して60兆個と覚えている先生方は、学生相手に授業で話す前に脳内アップデートが必要ですよ!」なんて解説されていました。

○それでは人体にあるウイルス数はどのくらいかと思ったら、なんと380兆個で、人体細胞数37兆個の10倍以上との記事がありました。「日経サイエンス 2021年7月号」の「ヒトバイロームあなたの中にいる380兆個のウイルス」と言う記事です。「現時点で生物学者たちは380兆個のウイルスがあなたの体の表面や内部で生息していると見積もっている」、「実は私たちは細胞と細菌,菌類,そして最も多数派を占めるウイルスが同居する1つの生物集団,つまり「超個体」であることが明らかになっている」と解説されています。

○「数学や物理学とは違って、生物学の場合は基本的な事柄があっさり変わってしまうことが珍しくありません。」との解説もあり、今後さらに増えるかも知れません。腸内細の種類数が200であろうが1000であろうが、また存在数が100兆個であろうが1000兆個であろうが、私の生活には何の影響もなく、どうでもよいことですが(^^;)。
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