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和田秀樹氏著”70歳が老化の分かれ道”紹介-高齢運転は危険ではない

令和 3年 9月 1日(水):初稿
○「和田秀樹氏著”70歳が老化の分かれ道”紹介-老いを遅らせる方法」の続きで、第2章「老いを遅らせる70代の生活」の中の「・実は、高齢ドライバーは危なくない」の紹介です。その前の「・運転免許は返納してはいけない」では、高齢になっても運転をやめたりしないことが、元気な高齢者でいるためには大切なことと強調し、高齢になって運転をやめると、運転を続けていた人に比べて要介護になるリスクは2倍になるとのデータも紹介しています。

○運転免許を返納し運転をやめることで要介護リスクが高くなるのは、運転をやめることで活動しようという積極性や意欲の面まで萎えさせてしまうことが原因と説明されています。私の父も漁師をやめ、陸に上がってボートの管理人をしていたときは、バイクに乗って30分ほど通勤し、買物等にもバイクを利用していました。それが70歳でボート管理人もやめ完全引退するとバイクにも乗らなくなり、急速に老化が進み、80歳で認知症を発症しました。

○そこで「実は、高齢ドライバーは危なくない」の備忘録です。
・高齢者が事故を起こす確率は高くない
・警察庁交通局データでは人口10万人当たりの年齢別事故件数、
もっとも事故を起こしているのは16~19歳で約1489件、次いで20~24歳で約876件
85歳以上約645件、80~84歳約604件、70~80歳約500件、
その他の30代~60代約450件、70代以上の高齢者の事故が特に多くなるわけではない
・認知症のためにブレーキとアクセルを踏み間違えることはない-踏み間違えの原因は慌てることで高齢者に限らない
・高齢ドライバーの逆走・暴走の原因は、高齢による運転技術低下ではなく、薬の副作用による意識障害が多い、そのため暴走・逆走を覚えていないと証言することが多い
・高齢運転者は事故が多いと思われているのは、メディアが高齢ドライバー暴走事故を盛んに取り上げるため高齢ドライバーは事故を起こしやすいと誤導されたから


○和田氏は、高齢者が事故を起こす割合は決して高くないのに、高齢になれば免許は返納すべきといった風潮が作られていることに憤りを感じていると述べています。自分が運転したくないなら返納しても良いが、運転する必要があり、運転を希望しているのであれば、運転免許は返納など決してしてはいけないとのことです。運転からの引退は、老化を加速させる結果をもたらすだけとのことであり、私も肝に銘じます。
以上:1,004文字

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