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日本交通法学会初参加感想

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平成17年 5月29日(日):初稿
○昨日は日弁連会館クオレで午前10時から日本交通法学会がありました。
当初は朝から参加の予定でしたが、長男の小学校最後の運動会とぶつかり、これを見てからの午後3時過ぎからの参加で、丁度、交通法学会の顔とも言うべき学者弁護士T先生の「障害認定基準改定の自賠責保険・損害賠償実務への影響」と題する講演の最中でした。

○T先生は、日弁コンピュータ委員会委員長も務められ、自らプログラミングして交通事故判例データベースを作られるなどのパソコン通でパワーポイントを利用しての格調高い講演でしたが、途中から聴いたのが残念なところでした。

○午後から、「後遺症」をテーマにして、労災等級、自賠責等級の改訂について損害保険両立算出機構の実務家が、非器質性精神疾患PTSD等)をめぐる医学上の問題点と高次脳機能障害をめぐる医学的問題について各専門医が、最後に前記T弁護士の講演と続くシンポジウムを開催し、その後、交通法学会の重鎮M弁護士のコメントがありましたが、要領よくまとめられている様に思いました。

○交通事故における後遺障害の問題は極めて重要であり、シンポジウムを最初から聴けなかったのが残念でしたが、後日シンポジウム記録が公刊されることを期待するところです。

○私は10数年前に交通事故紛争処理センター嘱託弁護士をしていたときに交通法学会に強制加入されて以来毎年5000円の年会費を支払い続けていました。同学会では毎年に1回の定期総会が開催され、合わせて時の話題をテーマにしたシンポジウムが開かれ、毎年案内状は貰うもこれまで出席したことがありませんでした。
昨日初めてごく一部に参加しただけで実務的に大変勉強になる学会と実感し、今後は出来るだけ参加しようと思った次第です。

○懇親会に参加し、私がかつて所属していた日弁連交通事故相談センター専門委員会第2部会で顔なじみのT先生やB先生に10月7日開催業務改革シンポ第2分科会「新たな挑戦」で失われ回復を目指す分野として交通事故を取り上げる予定であり、被害者側で交通事故事件に積極的に取り組み営業的にも成果を上げている事例をレポートしていただける弁護士を探しているので協力頂きたいとお願いしてきました。

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