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交通事故による傷害での視力低下検査法-VEP検査

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平成22年 1月22日(金):初稿
○交通事故による傷害での視力検査法を続けます。
視力検査法で最もポピュラーなものは、右図のランドルト環での検査法です。被験者は、右のランドルト環のかけた方向を答えるものですが、この方法では,かけた方向が実際に見える方向と異なる方向を答えたり,或いは実際見えていても判らないと答えれば視力はいくらでもごまかせます。そこでこのようなごまかしが出来ない検査法が、網膜電図検査(ERG検査)であり、視覚誘発電位検査(VEP)です。
今回は、VEPについての備忘録です。

○視覚誘発電位検査(VEP)とは、光刺激によって誘発される脳電位を記録することによって、視覚路の異常を把握する検査です。被験者は、耳たぶ等に電極をつけられ光を当てられその結果の脳波の動きを検査されるもので、検査の間じっとしているだけですから、ランドルト環検査法と違ってごまかしようがありません。
検査対象は以下のような例です。
・視神経障害の疑われる疾患
・視路障害の疑われる疾患
・眼底が透視できない場合の視路障害の有無
・乳幼児等の視機能評価
・原因不明の視力・視野障害、心因性視覚障害、詐病等

○VEPの種類
VEPは、視覚刺激に対して後頭葉第一次視野で誘発される脳波を記録するもので、後頭結節のやや情報に導出用の電極をおいて記録を行います。
大別して視覚刺激としてフラッシュ刺激によるフラッシュVEPとパターン刺激(白黒の格子縞模様(市松模様)checkerboard patternを反転させる図形反転刺激)によるパターンVEPの2種がありますが、フラッシュVEPは個人差が大きいため眼底にパターン刺激を謄写することが出来る場合、原則としてパターンVEPが選択されます。

○具体的検査方法



○検査成績の判定
 



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