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安倍首相突然の辞任の原因は結局健康問題?

平成19年 9月13日(木):初稿
○平成19年9月12日、午後1時前、突然、ネット上で安倍首相辞任の意向を伝える情報を確認して、唖然としました。午後2時から辞任会見が始まるとの情報に、辞任が本物と判り、一時は、おそらく日本国民の殆どの方の感想と同じ、なんと無責任な、辞めるなら参議院選挙直後に辞めるべきで、何で今になってと腹立たしい思いでした。

○3日前にテロ対策特別法継続のため「職を賭す」と啖呵を切り、前日、国会が開催し所信表明演説を行い、その代表質問が始まる直前に、まさかの辞任表明は、「正気の沙汰」とは思えず、なんと無責任なと強い非難を受けて当然でしょう。

○私は、参議院選挙であれだけ大負けしても、速やかに続投表明をして、改革継続のために全身全霊で頑張ると言っていた安倍首相を大したものだと評価していました。あれだけ見事に負ければ、辞めるのが普通ですが、森元総理、青木自民党参議院会長らの説得を振り切って続投表明をしたその意気込みに感心しました。

○しかし、振り返るとその時点で、「正気の沙汰」の感覚が失われつつあったのかも知れません。参議院選挙敗因の大半は、年金問題、閣僚失言問題等安部氏の直接の失政ではなく、あの時点で潔く辞めれば、52歳と若く再登板の目があったかもしれず、「正気の沙汰」の感覚では辞めるのが普通だからです。

○しかるに辞めないと頑張り、更にテロ対策特別法継続のため「職を賭す」と啖呵を切って国会乗り切りの闘志を顕わにした安倍首相の態度に好感を持っていましたが、実はその裏では、大きな不安、自信欠如が強く進行していたようです。

○今回の辞任表明で如何に自分の評価を落とすかについては、安倍首相自身承知の上での辞任表明と思いますが、辞任会見は見ていて痛々しいものでした。眼に力がなく、明らかに健康状態にも問題があるのではと思われる表情でした。

○「頂門の一針」9月6日号で渡部亮次郎氏が「改造後の安倍さんの顔色が冴えない。多分、眠れないし、腸の具合も良くないのだろう。下痢が激しいのではないかと推測している。」と書かれ、ネット上でも安倍首相の異変を伺わせる記事がここ数日あちこちで現れていました。

○最終的には身体がもう耐えられないと悲鳴を上げ、精神状態も評価をおとすことに耐える余裕もなくなり、今回の自爆的辞任に至ったものと思われます。おそらくまだ52歳で当選も5回だけのキャリアでは、特に強力な個性を持った海千山千の強者どもが競い合う政界のトップリーダーとしての資質がまだ十分に育っていないまま首相に上り詰めたための辞任劇と思われ、安倍首相を引き立てた小泉元首相の恩も、結局は罪作りだったのではと感じた次第です。
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