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弁護士のためのマーケティングマニュアル紹介2

平成20年 4月 2日(水):初稿
「弁護士のためのマーケティングマニュアル紹介1」で「私の知っている先生で、初回相談の時から、①相談内容、②問題点、③解決方法、④留意事項をその場でタイプして、帰りがけにはプリントアウトして依頼者に渡す、と言う先生がおられます。
 正確さを期すのに大変な気がしますが、その先生曰く、『慣れれば、どうということはない』、『弁護士の中には、揚げ足を取られるの嫌で、書面にしたくないという人もいますけど、そういう人は二流、三流ですね』とのことです。

との記述を紹介し、この記述に触れただけで、この「弁護士のためのマーケティングマニュアル」の代金2625円を遙かに超える元は取れたの感想を述べました。

○私の場合は、相談の結果、事件として受任し、通知書、訴状、準備書面等の書面が必要になって初めて、お客様の面前でお客様が事務所に居る間に書面を完成し、通知書等の簡単なものはお客様の確認・了解を取った上で、必要な相手方に対し、原則としてFAXモデムで直送することを原則としています。

○訴状、準備書面等細かい点検が必要な書面は、作成後プリントしてお客様に渡し、1日かけて見直しをしていただき、更に当事務所担当事務員に「てにをは」や文章の判りづらい点等をチェックさせ、最終的にお客様の了解を取った上で裁判所等提出先に提出します。

○このように事件処理に必要は書面は原則としてお客様の面前でお客様が居る間に一応完成させるのは、先ずお客様に仕事の進行を直接確認していただき、弁護士に依頼した仕事が確実に進行していることを実感していただくことが目的ですが、何より、この方式によって書面作りが格段にスピードアップしたことにあります。

○私も20年以上前は、事件を受任頂いたお客様の話をメモに取り、訴状、準備書面等の書面はお客様が帰られた後に、メモを見ながらじっくり構想を練って作成していました。しかし、このやり方だと聞き忘れたことなどを思い出してはお客様に電話して再確認するなどして作成に時間がかかり、これを止めて原則としてお客様が居る間に文書を作ってしまう方法に切り替えたら文書作りのスピードは数分の1に短縮されました。

○お客様が居る間に事件処理に必要な文書を作り上げる方法の利点は、お客様の話を聞きながら瞬時に文章化しなければなりませんので、お客様との打合せの集中度がまるで違って真剣に聞くようになり、更に今はネットと言う便利なツールがあるので瞬時に書面作りに必要な調査をして情報を収集し、文章にまとめることが出来ます。弁護士の集中力をつける訓練としても最適なやり方です。

○しかし、最初の相談の段階では相談受付簿にメモを残す程度で、お客様に必要な情報をプリントして渡すのは、当事務所HPの関連ページや、ネットで調べた関連情報くらいで、相談内容、アドバイス内容等の入力とプリント交付まではしていませんでした。
以上:1,183文字

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※大変恐縮ながら具体的事件のメール相談は実施しておりません。

 


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