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大地震発生後2日目ー電気供給、電気の有り難み痛感

平成23年 3月13日(日):初稿
○平成23年3月11日の大地震後、私の居宅のあるマンションでも、自室がめちゃめちゃで寝ることが出来ないとのことで、10名以上の方が、マンションロビーや集会場に毛布等を持参して就寝していましたが、幸い、私の居宅部分はベッドが使えたので電気がつかない真っ暗闇の中就寝出来ました。県庁職員の妻は全く連絡が取れませんでしたが、公務で県庁泊まりでした。

○地震翌日12日はいつものように午前5時前に起きるも自宅パソコンは停電のため使えません。また、事務所サーバーパソコンも停電で到底使えません。専らノートパソコンでネット情報を得るも、メールが受信も送信も出来ず、また、電気が供給されていないためバッテリーが殆どなくなりました。そこで車庫に行って自動車に乗り、エンジンをかけてシュガー電源からノートパソコンと携帯電話に充電しました。1時間ほど充電するも70%程度しか充電出来ません。

○長男が技術家庭科で購入させられたという手動充電式照明灯付き携帯ラジオをつけて地震情報を聞きながら事務所に行ってノートパソコンでネット情報も確認しながら、携帯電話で気仙沼の実家、事務員、友人等の携帯電話に電話するも全く通じません。事務所固定電話は停電のため使えません。事務所の窓から明かりを取ってしばらく事務所で散乱程度の酷くない702,703号室の整理作業をしました。足の踏み場もない事務室の701号室は、どこから手をつけるべきか思案するばかりで、整理作業に入る気力が出ません。

○昼頃、町に出て開いているレストランを探すも全くありません。コンビニが店外に僅かの商品を置いて売っていますが、どのコンビニも長蛇の列です。午後は、自宅に戻り、午後3時頃まで、事務所より散乱程度の酷い居宅の整理作業に没頭しました。缶ジュースと菓子類でお腹を満たしていましたが、たまたま午後4時少し前に午後4時から近所で炊きだしがあるとのことで駆けつけると、既に数十メートルの長い列が出来ており、私が並ぼうとするとその直前で終了とのことでした。

○ところがその終了を伝えた方が見覚えのある顔で、いつも昼食の出前を依頼しているレストラン経営者、「どうぞ、店においで下さい」と店に案内され、20分ほど待たされると炊きたてのご飯にカレーをかけた弁当箱をプレゼントされました。ホントに有り難いと実感しました。またその後、マンション内でも炊きだしがあり、お握りと味噌汁が配給されました。世話をされた方にはホントに感謝の一言です。

○その後、自宅に戻り、夜は手動充電式照明灯付き携帯ラジオを聞きながら過ごしていると、午後7時過ぎに妻が疲れた顔で帰宅しました。大黒柱が帰るとホントにホッとします。そこで息子と2人で近くに一番町アーケード商店街に携帯電話とノートパソコン電源供給を得に出ました。幸い、自動販売機から出ているコンセントを利用して1時間ほど電源供給を受けながら、あちこちに電話するも殆ど繋がりません。繋がったのは北海道と横浜、栃木県だけでした。

○午後9時30分帰宅すると、まもなく午後9時45分、急に部屋が明るくなり、電気が供給されました。暗闇から一気に明るくなると、電気の有り難みが心に染み入ります。電気の供給により、受水槽からマンション屋上高架貯水槽に水道水を汲み上げるモーターも作動を再開し、水道も出るようになりました。大地震2日目で電気も水道も使えるようになるのですから、有り難いものです。
以上:1,410文字

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