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メール相談をしない理由等-再考を促される

平成24年 2月14日(火):初稿
○平成24年2月現在からは、6年5ヶ月遡る平成17年9月28日付「メール相談をしない理由等」で「具体的事案についての有料メール相談或いは無料掲示板相談を実施されている弁護士各位も相当出てきてますが、私自身は、現時点では何れも実施する考えは持っておりません。その理由は、具体的事案の相談は面前でお顔をしっかりと拝見しながらでないと、責任を持ったご回答は出来ないと考えているからです。」と記載しておりました。

○「具体的事案の相談は面前でお顔をしっかりと拝見しながらでないと、責任を持ったご回答は出来ない」との考えは現在も変わりませんが、この「メール相談をしない理由等」は、2,3年前まで新形式トップページの「お薦め記事紹介」の3番目くらいに掲載していたものを、外していました。その理由は、弁護士の数が増え、競争が激しくなっているのに、時代錯誤の殿様商売意識の名残を感じたからです(^^;)。

○この記事を書いたおよそ7年前と現在とでは、弁護士業界の状況は激変していると言って良いでしょう。弁護士数は平成17年約2万1200人が、平成24年1月約3万2100名と約1万人増え、宮城県では登米、白石等の中心地仙台から遠く離れて地域にも弁護士が定住するようになり弁護士偏在が相当程度解消され、何より、弁護士の宣伝・広告が一部事務所ではTVまで利用して派手になされるようになり、弁護士宣伝・広告HPもここ2,3年急激に増え、弁護士の宣伝・広告が当たり前のようになされるようになりました。

○先日、自動車で仙台地裁大河原支部に行ってきましたが、その帰り道、沿道の田んぼの中に大きな看板が立っており、良く見ると宮城県ではない地域のカタカナ名弁護士事務所の看板でした。現東京都知事石原慎太郎氏が初めて大臣になった環境庁長官時代に、列車の窓から目立つように田んぼや丘陵にデカデカと掲げられる大看板を「感覚的暴力」と称して撲滅しようとしましたが、弁護士の宣伝・広告も石原氏言う「感覚的暴力」に訴える時代になったと隔世の感を持ちました。

○「メール相談をしない理由等」には、「お互い匿名同士での遣り取りは全く問題ありませんが、大変恐縮ながら、私自身が名を名乗り、自己情報を表示しておりますので、その表示された相手に対し、単にご意見・ご感想を述べるだけでなく、何か尋ねて回答を求める場合は、尋ねる方も最低限どこのどなたかをハッキリさせるのが礼儀と思っております。」と記載していましたが、これもまた、時代の流れに合致しない時代錯誤を感じるようになりました。

○「個人情報保護方針(プライバシーポリシー)の掲載」に記載の通り、当事務所HPにも平成24年2月14日に至り、ようやく、個人情報保護方針(プライバシーポリシー)を掲載しました。これはある方からのメールで、弁護士事務所への個人情報提供が漏洩されてひどい目に遭った例など教えられ、個人情報管理の重要性を認識させられたからです。

○「私自身が名を名乗り、自己情報を表示しておりますので、その表示された相手に対し、単にご意見・ご感想を述べるだけでなく、何か尋ねて回答を求める場合は、尋ねる方も最低限どこのどなたかをハッキリさせるのが礼儀」との感覚は、弁護士の信用性が前提です。しかし、「弁護士と闘う」なんてHPも出来る時代で、弁護士の信用性も相当程度揺らいでいることを痛感し、それを前提に物事を考えなければならないと再考を促されました。この弁護士にとって厳しい時代の流れに沿って、メール相談等の実施も検討していかねばなりません。
以上:1,463文字

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※大変恐縮ながら具体的事件のメール相談は実施しておりません。

 


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