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第25回参議院議員通常選挙”改憲3分の2届かず”雑感3-得票数と当選者数

令和 1年 7月26日(金):初稿
○「第25回参議院議員通常選挙”改憲3分の2届かず”雑感2-得票数等」の続きで、得票数と当選者数等についてさらに私なりに分析します。

○令和元年7月参議院選挙比例区得票数と当選者実績-総得票数約5007万票(千以下四捨五入)の内訳
与党;自民1771万票19人、公明653万票7人合計26名
野党;立民792万票8人、維新491万票5人、共産448万票4人、国民348万票3人、れいわ228万票2人、社民105万票1人、N国99万票1人合計24人


○約5000万票に当選者50人ですから当選者1人当たり100万票必要になり、自民は1771万票で19人、公明は653万票で7人、共産が448万票で4名、国民が348万票で3人で、10万の位では50万が分岐点のようですと記載していました。与党の自民・公明は合計2424万票で合計26名のところ、野党の立民以下合計2511万票で合計24人です。

○得票数は千以下四捨五入の概算なので不正確ですが、得票数では野党の方が87万票多いのに当選者数は2人少なく、死に票は野党が多くなっています。これは党が7つに分かれているためと思われ、比例区においても、野党は統一されないと不利になります。

○比例区の宮城県得票数は
与党;自民37万9759票、公明10万6035票合計48万5794票
野党;立民17万0767票、国民8万6480票、共産7万5669票、維新4万4133票、れいわ4万2279票、N国2万0696票、社民2万0112票、オリーブ3046票、幸福2313票、労働者2317票、安楽死5198票
総合計;95万8808票、投票率51.16%


○比例区の与党得票数合計48万5794票に保守系の維新得票数4万4133票・幸福2313票を加えると53万2240票になります。一応、革新系として、立民17万0767票、国民8万6480票、共産7万5669票、れいわ4万2279票、N国2万0696票、社民2万0112票、オリーブ3046票、労働者2317票、安楽死5198票とすると、革新系は合計42万6564票になります。

○宮城選挙区得票数
石垣のり子;47万4692票
愛知 治郎;46万5194票
三宅 紀昭; 3万6321票
   合計;97万6207票(有権者数194万2518人中投票率51.17%)

比例区得票総数95万8808票より1万7399票多くなっていますが、比例区は無効票が多かったと言うことでしょうか。投票率は比例区51.16%、選挙区51.17%で、0.01%比例区が低くなっています。有権者数194万2518人ですので、選挙区は投票しても比例区は投票しない人が、194人いたことになります。

○上記の通り比例区の保守系票合計53万2240票、革新系票42万6564票であり、比例区投票数の保守・革新分類では、保守の愛知治郎氏が圧勝しても良さそうなものです。しかし、結果は、石垣のり子氏得票数47万4692票、愛知治郎氏46万5194票で、9498票差をつけて石垣氏が勝利しています。比例区の保守系票が相当数革新系石垣氏に流れています。こうなると選挙の予測は大変難しいと思われますが、マスコミは投票日1週間前に石垣氏やや優勢と予測しており、長年培われた予測技術は凄いと実感します。

○それにしても愛知治郎氏、保守系票が53万票以上あるのに、シッカリ、押さえられなかったのは残念でした。やはり、「常在戦場」の心構えで、日頃選挙民へのサービスに努める必要があるようです。
以上:1,444文字

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