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第40回南三陸地方出身者在仙交流会出席-ILC特別講演に注目

令和 2年 1月26日(日):初稿
○令和2年1月25日(土)は、南三陸ふるさと連合会第40回令和元年度総会・交流会に2年ぶりに出席してきました。「郷里気仙沼・南三陸地方出身者在仙交流会出席-20年先輩女性に感嘆」に「私は、基本的にシャイな性格なためこのような団体に所属する気にはなれず、到底、自前ビルなど持てないで数年後には弁護士を引退しますが、せめて、昔懐かしい方々との交流を求めてこれからも参加したいと思いました。」と記載していましたが、昨年は、行事が重なり出席できませんでした。

○南三陸ふるさと連合会は、昭和29年頃、旧本吉郡・気仙沼市の郷土人を中心に組織され、昭和54年7月、本吉連合ふるさと会と名称変更し、昭和55年6月、1市5町在仙連合同窓会の組織として南三陸六高会を結成し、平成7年6月、両者が事実上合同して南三陸ふるさと連合会と名称変更したとのパンフレット説明があります。

○私も弁護士に成り立ての昭和56年頃南三陸六高会に参加したことがありますが、100名を軽く超える多数の出席者が居たように記憶してしますが、第40回令和元年度総会・交流会の参加者は71名で、平成30年1月の参加者80名をさらに下回っており、会場の広さの割りに人数が少なくちと寂しい感じもしました。

○記念講演として、高エネルギー加速器研究機校名誉教授吉岡正和氏の「国際リニアコライダープロジェクトILCとわたしたち」と題する講演がありました。以下、これに関する令和2年1月17日河北新報記事抜粋です。

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ILC誘致計画動くか 科学技術研究の指針、日本と欧州で公表へ

岩手、宮城両県境の北上山地が有力候補地の超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」を巡り、今年は構想実現の鍵を握る二つの局面がある。今月には国内、5月には欧州で、それぞれ科学技術研究の方向性に関する見解が公表される。誘致に向け前進する可能性は残されており、関係者が注視する。(東京支社・山形聡子)

 国内の議論は日本学術会議が1月中に公表予定のマスタープラン。欧州での議論は次期欧州素粒子物理戦略で、5月に策定される見通し。
 2019年3月、文部科学省はILC計画に関し「誘致の表明には至らない」と発表。一方で「関心を持って国際的な意見交換を継続する」と指摘した。萩生田光一文部科学相は「それぞれの議論の推移を見守る」と語り、政府の誘致判断を左右する材料となりそうだ。

 学術会議のマスタープランは科学的に意義が高い大型施設や大規模研究計画を示すリスト。国の科学技術政策の在り方に一定の影響を与えるとされる。
 学術会議は18年12月、巨額の建設費用などを背景に「誘致を支持するには至らない」との見解を示した経緯があり、プランに載るかどうかは不透明だ。
 次期欧州素粒子物理戦略は、スイスの欧州合同原子核研究所(CERN)を中心に策定する。国際協力が欠かせないILC計画を、どう位置付けるのかが焦点となる。

 最大の課題となるのは、7355億~8033億円と見込まれる巨額事業費の費用負担だ。
 研究者サイドは高エネルギー加速器研究機構(KEK、つくば市)が中心となって19年10月、負担の在り方を文科省に提言。加速器を設置するトンネルなどの土木は日本、加速器本体は参加する各国の分担とする内容で、政府間交渉の参考としてもらう狙い。
 20年度政府予算案には加速器のコスト削減に関し、従来の米国との協議に加え、フランス、ドイツとも個別に議論を始める費用が新たに盛り込まれた。

 誘致を求める研究者らは、政府判断の遅れで国際的な関心が低下することを懸念する。中国が先端加速器の整備計画に乗り出すとの見方が強まっていることも気掛かりだ。
 東大素粒子物理国際研究センターの山下了特任教授(素粒子物理学)は「ILC計画はこれまで、世界各国の専門家の高い支持を受けてきた。中国が先行するようなことになれば、日本の求心力は一気に低下する」と危惧する。
 20年の見通しに関し「国内と欧州双方で前向きな結論を期待している。現地での設計や施設運営の準備にはいつでも動ける。海外への情報発信を含め、政府の強力なリーダーシップが不可欠だ」と強調する。


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ILCとは



国際リニアコライダー(InternationalLinearCollider:ILC)は、国際協力によって設計開発が推進されている次世代の直線型衝突加速器です。電子とその反粒子である陽電子の素粒子を、電気や磁気の力で光速近くまで加速して超高エネルギーで正面衝突させる実験を行います。ILCによって、宇宙の始まりである「ビッグバン」から1兆分の1秒後の状態を、人為的に再現することで、未知なる素粒子を探索し宇宙誕生の謎を探求します。

1993年の国際将来加速器委員会(ICFA)による推進決定を受けて、ILC計画は欧州・北米・アジアの研究者を中心とした国際共同チームにより研究が進められてきました。日本の素粒子物理学コミュニティはこの世界に唯一のILCを日本に建設する準備を進め、2013年以降、世界の研究者からも日本におけるILC計画実現は熱望されている状況にあります。

世界の素粒子物理学における”国際プロジェクト”としてILCが完成すると、世界中から多くの研究者や技術者が集い、学び、働く、国際研究都市が日本に生まれ、科学界において世界をリードする日本になることが期待されます。

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