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さようなら交通博物館ー東北秋田新幹線の疑問解消

平成18年 5月 9日(火):初稿
○平成18年5月8日、秋葉原の交通博物館に行ってきました。「現在、東京・神田にございます交通博物館は、2006年(平成18)5月14日(日)を最終開館日として閉館させていただきます。」とのニュース報道を見たからです。

交通博物館は、「JR東日本創立20周年を記念して 2007年(平成19)10月14日〔鉄道の日〕に、さいたま市(JR大宮駅より埼玉新都市交通「大成駅」徒歩1分)へ移転いたします。移転後は「鉄道博物館」と名前をかえ、鉄道専門の博物館として開館する予定」とのことで、平日にも拘わらず結構混み合っていました。

○私は東京出張の時は仙台~東京間を約1時間40分で結ぶ東北新幹線はやて号を利用することが多いのですが、これは全席指定で結構混み合い、時にはやて号の席が取れず、連結されている秋田新幹線こまち号を取ることがあります。こまち号ははやて号に比べると狭くて、揺れも大きく乗り心地がいまいちです。

○こまち号の車両はサイズが新幹線サイズではなく在来線サイズのままではと感じておりましたが、いつも思う疑問は、軌間(車輪幅)が在来線は狭軌で1067mmのところ、新幹線は標準軌で1435mmあるはずであり、秋田新幹線こまち号は盛岡以北は在来線に乗り込んでいるはずで、2種の軌間をどうやって運行しているのだろうと言うことでした。

交通博物館に行けば上記疑問も解決するだろうと思って行ったわけですが、やはり東北新幹線コーナーにその疑問を解決する説明パネルが掲示されていました。交通博物館のHPではよくある質問コーナーの最初に掲載されていました。

○これによると秋田新幹線こまち号は車体は在来車両のままで車輪幅だけ新幹線サイズにしているとのことです。すると在来線は走ることが出来ないはずとの疑問には、在来線も車体サイズは従来のままで車輪幅だけ台車によって新幹線サイズにしたものになっているとのことです。

○車輪幅を新幹線サイズにするなら車体も一気に新幹線サイズにすればよかろうにと思いますが、車体を新幹線サイズにすると在来線のトンネル等通行不可能な箇所があり、トンネルや橋等も全て新幹線サイズに作り直さなければならず莫大な費用がかかるため、車輪幅は新幹線サイズ、車体は在来車両のままという変則スタイルとなったとのことです。

○また「在来線の線路幅を広げてあると言っても、場所によっては例外がある。その例外とは、線路を3本にして、標準軌も狭軌も通れるようにした"3線軌"区間だ。標準軌と狭軌の単線が並行して走る、奥羽本線大曲~秋田間では、各所に3線軌を設けて、列車同士のすれ違いを可能にしている。」とのことで"3線軌"があることも初めて知り、大変勉強になりました(^^;)。
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