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映画”彼岸花”を観て-山本富士子氏の美しさを堪能

令和 6年 4月30日(火):初稿
○令和6年4月29日昭和の日は、夕方、ニューデジタルリマスターBDソフトで1958(昭和33)年制作小津安二郎監督作品映画「彼岸花」を鑑賞しました。昭和26年生まれの私が小学1年時の作品です。私は小学低学年時は、下宿していた銀行員の方に連れられて東映の市川歌右衛門氏・片岡千恵蔵氏・大川橋蔵氏らのチャンバラ映画を毎週のように見に行き、小学高学年時になると一人で東宝の黒澤明監督作品を観ていましたが、小津安二郎監督作品は、小学生から今日まで殆ど観たことがありませんでした。

○このニューデジタルリマスターBDソフトの「彼岸花」はAmazonにも楽天市場にも購入履歴が無く、ヨドバシ仙台店で購入したと思われますが、しばらく積ん読状態で、ようやく初めて小津安二郎監督作品を鑑賞しました。私が鑑賞する映画というと黒澤明監督作品に代表される切った張ったでハラハラ・ドキドキの活劇が殆どで、ゆったりと時間の流れる小津安二郎監督作品は、私にとっては異質な映画でした。しかし、たまにはこのような映画も良いものだというのが、初めて鑑賞しての感想でした。

○当時有馬稲子氏26歳、山本富士子氏27歳、久我美子氏27歳が演じる3人の女性の結婚がテーマになっていますが、当時は結婚適齢期は24歳までで、25歳過ぎると売れ残りと言われた時代で、令和の現在とは結婚適齢期が全く違っていました。昭和33年初婚年齢は男27歳、女24歳です。この女優達よりはずっと若い私も、昭和55年4月28歳で弁護士1年生でしたが、当時の初婚年齢が男27.8歳、女25.2歳で、初婚年齢を過ぎて結婚を焦ったものでした(^^;)。生涯未婚率も昭和55年当時男2.6%、女4.5%で、100人中97人が結婚し、結婚するのが当たり前の時代だったからです。

映画「彼岸花」は、結婚期にある3人の娘と容易に意見の合わないそれぞれの家庭の親とを描いたものと解説されていますが、当時はどこにでもある問題で、このテーマでじっくり、ユーモアたっぷりで、ところどころ大笑いしながらコメディ映画的に楽しめるものでした。主人公佐分利信氏(当時49歳ですが貫禄があって60歳位に見えます)の頑固親父ぶりとその妻田中絹代氏(当時49歳、少し老けて見えます)の演技にはスッカリ引き込まれました。

○好みの問題ですが、私には3人の美人女優の中で山本富士子氏27歳の美しさは傑出していました。私には正に息をのむ美しさで、この美しさを堪能できるだけで、4000円も出したこのニューデジタルリマスターBDソフトを購入した甲斐がありました。映像も昭和33年の映画としては鮮明になっており、ニューデジタルリマスターと銘打っているだけの価値はありました。

『彼岸花』予告編/ 小津安二郎監督作品 数々の名女優のファッション、小物まで色鮮やかに映し出された小津初のカラー作品!


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