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久しぶりに気仙沼入りし東日本大震災津波状況を聞く

平成25年 1月18日(金):初稿
○平成24年1月15日、16日と気仙沼ホテル観洋に宿泊し、2泊3日間気仙沼に滞在してきました。3日間も事務所を留守に出来るなんて随分暇な事務所と思われるかも知れません(^^;)。しかし、弁解すると3日間ビッシリ予定は詰まっていました。しかし、裁判は殆どが勤務弁護士が出頭すれば足りるもので、どうしても私が出頭しなければならないもの1件だけ期日変更申請をして、また、お客様との打ち合わせも、どうしても私が立ち会わなければならないものだけ、打ち合わせ期日を変更して、大部分はそのまま勤務弁護士と担当事務員で私が立ち会わずに打ち合わせをすることで調整し、それほどのロスなく3日間の留守が実現しました。

○この3日間も事務所を離れることが可能になった理由は、TeamViewerにあります。先ずスマホでTeamViewerを経由して簡単に事務所サーバーにアクセスでき、桐電話受付簿を確認出来ます。この桐電話受付簿には、事務員が緊急に私の指示を仰がなければならない事項も記載されています。事務所を離れても私は、ほぼ30分置きにはスマホで事務所の桐電話受付簿を確認します。従って、ほぼ、リアルタイムで事務所の状況を確認出来、必要に応じて携帯電話をかけて指示が出来ます。ですから私が事務所に居なくてもTeamViewerを経由して事務所の他の部屋にいると同じ状況になります。

スマホで確認出来る桐電話受付簿


○さらに私は、事務所を離れたときは、原則として東芝ダイナブックとマウス、電源アダプタ、電源コード、LANケーブル、ミニハードディスク等書類作成に必要な七つ道具を13.3インチ専用の小さなバッグに詰めて持ち歩いており、普通の都会ではWiMAXで事務所にアクセスし、田舎でWiMAXが使えないときはスマホのテザリング経由Wi-Fiで事務所にアクセスし、TeamViewer経由で事務所サーバーにアクセスし、ノートパソコンで事務所データを直接入出力して、事務所スタッフに指示が出来る体制にしています。要するにネットさえ繋がればノートパソコンが事務所にいる事務員達が使うと同様にクライアントパソコンになります。

○ですから事務所外に居てもネットさえ繋がり、ノートパソコンを開くことが出来れば、そこが事務所の事務室になります。そこで私が作成した文書を事務所のプリンターで印刷して事務員達に示して必要に応じた使用が出来ます。ですから私が出張で事務所を離れてもさほど不便はありません。これからは40M程度の高速インターネットが使える場所からは、スカイプでお客様との顔をつきあわせての打ち合わせもしようと思っております。

○前置きが長くなりましたが、このような次第で、さほどロスなく、「小学6年以来お世話を受けてきた友人への感謝とお別れの辞」に記載した大恩ある友人A君の火葬、通夜、本葬、法要まで全て出席することが出来ました。気仙沼でA君と実質最も親しく近い関係にあったB君が、A君死去後間もなく私に、「お知らせ」を送って良いかと質問してきました。「お知らせ」を送ることで相手に大きな負担がかかり大変だろうとの配慮があるからです。

○私は、躊躇うことなく、「お知らせ」を送って欲しいと答えました。大恩受けたA君とは、気仙沼を離れてからは、せいぜい数ヶ月に1回程度しか連絡を取れない状況でしたので、せめて最後の3日間くらいズッと一緒に過ごしたいと思ったからです。私は、連絡してくれたB君とも大変親しい関係にあり、火葬が始まる第1日目から3日間、毎日、ホテル観洋まで私を送迎してくれ、B君と共にA君の傍に居て、A君の最後を見送ることが出来、僅かでもA君への義理を果たすことが出来たかと思っております。

○実はこのB君も東日本大震災津波の被害者で自宅兼店舗の4階建てビルを失い現在避難所代わりの一間アパートで奥様と2人だけの不自由な生活を送っています。被害状況を詳しくお伺いし、被害を受けた方々の大変さを実感しました。字数が尽きたので、機会があれば、別コンテンツで紹介します。
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