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自民党総裁選9月23日時点予測-過半数取得者無く決戦投票予測強まる

令和 3年 9月24日(金):初稿
○「自民党総裁選9月18日時点予測-過半数取得者無く決戦投票か」の続きです。令和3年9月18日時点の調査結果は、議員票は、岸田、河野、高市、野田、党員票は、河野、岸田、高市、野田の各氏の順で、過半数獲得者が無く、1・2位で決選投票の予測でしたが、以下の2つの記事を見ると、9月23日現在もその傾向は変わらないようです。

○決選投票になった場合、「400人近い議員が決選投票の際に党員票の結果をどの程度考慮するかは各陣営とも測りかねている。」、「1回目よりも国会議員票の比重が増すため、決選投票も見据えた各陣営の駆け引きが激しさを増しそうだ。」とのことです。他の記事を見ると、河野陣営では、2位に高市氏が入り、決選投票で3位岸田氏と組んで、勝つことを目論んでいるような記事も見受けられます。

○年金改革で、河野氏が全額税方式による「最低保障年金」の導入を提唱して、ミソをつけた感もします。河野氏は、「老後の生活が最低限保障できるのか。最低保障年金は税金でやる。資産、収入が一定以上ある人には出さない」と訴えているそうですが、その財源として消費税を上げることに賛成者がどれだけいるでしょうか。

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前例なき決選投票、党員票導入後の与党で 票読み難しく 自民党総裁選
日経新聞2021年9月24日 1:00


自民党総裁選は1回目の投票でどの候補も過半数に届かず、決選投票になるとの見方が強まってきた。過去の決選投票4例のうち2回で逆転があったものの、党員・党友票が導入されてから与党として決選投票を迎えた前例はない。各陣営が議員の投票行動を読み切れない要因となっている。

総裁選は29日投開票で、議員票382票と同数の党員票の計764票で競う。過半数の票を得る候補がいなければ決選投票となり、議員票382票と党員票47票の計429票で争う。決選投票は議員票の比重が9割ほどに高まる。

日本経済新聞社とテレビ東京の共同調査で、議員票は岸田文雄氏、河野太郎氏、高市早苗氏、野田聖子氏の順だった。上位3陣営が競り合う。

「1回目で過半数を取るには党員票で6割取らないといけない。それは厳しいかもしれない」。河野氏を支持する議員は調査結果を見て決選投票になる可能性があると語った。

世論調査で河野氏の人気が高いことを踏まえ、陣営は党員票で最多の候補が総裁につかなければ民意との乖離(かいり)が大きくなると主張する。

小泉進次郎環境相は16日、国会内で記者団に「党員の声を派閥の力学でひっくり返したら国民にどう映るか議員一人ひとりに考えていただきたい」と訴えた。

岸田氏の陣営は1回目の投票では決まらないとみて戦略を組む。人気では河野氏に劣るため、議員票の割合が大きくなる決選投票への期待がある。両氏を追う展開の高市氏もまず2位につけて決選投票に持ち込むことを視野に入れる。

(中略)

党員票は世論に近い動きを示すとされる。400人近い議員が決選投票の際に党員票の結果をどの程度考慮するかは各陣営とも測りかねている。

今回は大半の派閥が1回目から支援先の一本化を見送るため、決選投票でも派閥単位でまとまった動きにならない可能性がある。これらの要因も重なって票読みが難しくなっている。


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自民総裁選、決選投票の公算大 河野氏4割強 党員票動向調査
毎日新聞 2021/9/23 20:02(最終更新 9/23 20:29)


毎日新聞は自民党総裁選の29日の投開票を前に、全国の同党地方組織の幹部らを取材し、党員・党友票の動向を分析した。河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=がトップで4割強を集め、次いで岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=が3割弱、高市早苗前総務相(60)は2割強で追い、野田聖子幹事長代行(61)は1割未満の獲得にとどまる情勢だ。国会議員票の動向調査も踏まえると、1回目の投票で河野氏がトップになるものの全体の過半数に達するのは難しい状況で、上位2人による決選投票に持ち込まれる可能性が高いとみられる。

毎日新聞は告示日の17日から22日にかけて自民各都道府県連の幹部や関係者に取材し、党員・党友の投票動向を分析した。

その結果、河野氏は地元・神奈川や東京など都市圏のほか、河野氏を支援する石破茂元幹事長の地元・鳥取など31都道府県で優勢の情勢と見込まれる。

岸田氏は地元・広島に加え、岸田派議員や岸田氏の推薦人の地元の茨城や山梨、静岡など8県で優位な状況だ。高市氏は地元・奈良のほか、福井や滋賀などで善戦している。野田氏は地元・岐阜で得票が見込まれるが、ほかの地域でどう浸透を図れるかが課題だ。

毎日新聞が19日までに実施した国会議員票の動向調査では、岸田氏が3割強、河野氏が2割台半ば、高市氏が約2割、野田氏が1割未満の支持を集めている。

これに今回の党員票の動向も加味して分析すると、現段階では29日の1回目の投票では、1位河野氏、2位岸田氏、3位高市氏、4位野田氏――となる可能性がある。ただ、仮に河野氏がトップになっても過半数の得票に達するのは難しい状況だ。

1回目の投票で過半数に達した候補者がいない場合は、上位2人による決選投票となる。国会議員票(382票)と都道府県票(47票)で争われ、都道府県票は、2人のうちその都道府県の党員投票結果が多かった候補に自動的に投じられる。1回目よりも国会議員票の比重が増すため、決選投票も見据えた各陣営の駆け引きが激しさを増しそうだ。【まとめ・木下訓明】

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